カテゴリ:社会の一こま
「愛国心」という言葉は、なぜか戦前を思い出し、いまひとつなじめないということはよく聞く。
一番顕著なのは、公立学校の卒業式のとき、国歌「君が代」斉唱のとき起立しないという問題がある。 これも、愛国心が過去の悪いイメージをひきずっているからなのだろうか。 でも、オリンピックで日本選手の活躍で、日の丸掲揚、君が代の国歌を聞くと、胸がじジーンとするのも事実。 かたや、中国や、韓国では、この愛国心教育を国が率先してやっている。 その行き過ぎではないかという弊害は、いまさらいうまでもないことであろう。 竹島問題や教科書問題で、日韓関係が悪化しつつある今年の3月、韓流ブームの影響からか、日本の訪韓観光客は前年同月比27%も増加していたというから驚きである。 あれだけ、日本叩きが激しく行われ、安全防衛問題で最も危険な国はどこかというアンケートで「日本が一番危険だ」という結果さえでたほどの国。 ここまで韓国民から嫌われ始めている状況変化があったにもかかわらず、そこにノコノコ出かけていく日本人が増えているというのだから、韓国人でさえ、呆れ驚いているという。 なかでも、圧倒的に女性観光客の伸びが大きいという。 まだまだ「ヨン様」熱に冒されているのだろうか。 島根県議会が3月に「竹島の日」を制定後、韓国の反発が起き、これまでに地方自治体などの交流事業のうち77件が中止や延期の憂き目にあっている。 計5,600人余りの人が訪韓を取りやめたという。 だから、てっきり「日本人の韓国旅行数は2~3割減るだろう」と韓国旅行公社は覚悟をしていたという。 ところが減る所かかえって増えたというのだから、いったい日本人って愛国心を持っているの?と呆れているようだ。 何も好きで自由に旅行する人をとやかくいう筋合いのものでもないし、批判などする権限もないことは重々承知している。 でも、あまりにもなさけないこの状態に、愕然としてしまったのは私だけだろうか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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