カテゴリ:何気ない日常生活から
季節によってその持つイメージは全然違う。
「春」はこれから躍動する季節であり、希望に溢れる未来性を秘める。 ところが「秋」はなぜか寂しい感じがする。 これから訪れる冬に向かって暗いイメージがつきまとう。 「秋風の 吹きと吹きぬる 武蔵野は なべて草葉の 色変はりけり」(古今和歌集) 自分を振り向かなくなった男を恨む歌である。 このように、平安時代以降の歌には「秋風」が失恋を表す言葉として頻繁に用いられるようになった。 たしかに「秋風」は涼しく、熱く燃え上がった恋が冷めていく様子を表すのにぴったりの言葉である。 「秋風」には『秋』と『飽きる』をかけた掛詞(かけことば)として使われた。 そこから現代でも、「二人の間に秋風が吹く」「秋風が立つ」と言えば、恋が冷めてきたことを表すようになった。 出来る事なら、私と妻との間には関係のない言葉としたいものだ。 生涯青春、生涯現役で一生を終えたいと願っている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年10月04日 00時09分19秒
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