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2005年11月23日
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カテゴリ:社会の一こま
11日を最後に10日余りお休みさせていただきました。
気力も戻りましたので、また再開したいと思います。
今まで通り宜しくお願い申し上げます。

またまたとんでもない事件が明るみに出ておりますね。

姉歯建築設計事務所(千葉県市川市)による耐震データ偽造問題で、関係したマンションやホテルが大騒ぎしている。
いや、世間一般にも波紋が広がっている。
いつ崩れるかわからない建物に住むことはもちろん近ずくことだって危険なわけだ。

もし、今回の事件がこれだけで終わってくれればいいのだが、まだ他にも検査をすり抜けた建築物があるかもしれない。
これからマンションを買おうとしていたひとは、まずその辺の安全確認が出来なければ、とても怖くて買えないだろう。
マンションの建築ラッシュで賑わっている今日、思いもよらなかったとんだ横やりが入り、住宅産業に異変が起こるのではないかと心配になる。
関連会社の株の動向は如何なものだろうか?
ホテルだって同様で、安心して泊まれるのかどうかはっきりしないと恐くて利用出来ない。

国土交通省は、これらの構造計算書の偽造を見落としていた民間の指定確認検査機関「東日本住宅評価センター」や販売会社「イーホームズ」の責任を厳しく追及していく方針を決めたそうであるが、その前にもう一つ責任追及があるのではないだろうか。

こういう建物の不備が人命にかかわることを承知しながら、検査機関を「官から民へ」移行した行政の責任である。
これに移行するとき、こういう危険が発生する恐れがあると警告が発せられていたというではないか。
だからこれは「起こるべくして起こった事件」と言えそうだ。
郵政民営化とは全く違う性質の民営化の問題である。
これらを強行して押し進めた政府の責任はどうなのかが、これから問われるのではないだろうか。


   そんなこと関係なく自分の使命を全うして咲く我が家の庭の菊





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最終更新日  2005年11月23日 18時23分28秒
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