カテゴリ:社会の一こま
ウツの人に「ガンバレ!」は禁語だと言われている。
そんなプレッシャーをかける言葉が、いっそうウツのひとを追い込むことになるからだ。 プロスポーツの世界では、叱咤激励の言葉のなかに「がんばり」を引き出す効果があるとされているが、誰にでも共通する言葉ではない。 むしろハッパをかけたからといって、それに刺激されて本人が発奮するのならとても結構なことなのだが、そう簡単にその気になるほど単純なひとは多くない。 世の中そんなに甘くはないのだ。 ガンバル人は皆、自分で動機をもち、目標を掲げて頑張る。それが自然に身についているからだ。 反対に、怠け者ややる気のない人間にはガンバル気持ちも起きてこないのだから、言うだけヤボというもの。 だから、部下に対して叱咤激励して何とか自分の思い通りに動かそうなんて考える上司は、よっぽどお目出度いひとで、世間を甘く見ているかひとを知らないだけのなのだ。 有効なことばとしては「良く頑張っているね」とか「良く頑張ったね」と、これまでの実績に対してほめたり慰撫することで、言われた本人は一目おいてその言葉を受け止めてくれるのである。 夜の営みに際しても「今晩も頑張ってね」「今夜も貴方のハッスル待ってるね」と期待感を示されるより、 ことが終わったあとに「今夜もとてもよかったわ~」とか「とても気持ちが良かった。また次が楽しみ」とほめてあげた方が、言われた本人も自信がついて、さらにパワーアップ間違いない。 「ガンバレ!」ではなく「ガンバッタ!」でいきましょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|
|