カテゴリ:社会の一こま
国会が揺れている。
3月5日の参院予算委で、年間500万円を超える光熱水費について松岡農相は、「ナントカ還元水をつけているし、暖房も含まれる」と答弁した。 さらに9日には「必要な報告はすべて適切に行っている」という言葉を20回以上も使って疑惑の否定に終始した。 このニュースを観て、「分かった」と理解した国民はどれほど居られたことだろう。 さらに、9日の閣議後の記者会見で、報道陣から「1本5000円の水を飲んでいて、計上していると聞いているが」との質問に、「内容に関することなので差し控えたい」と逃げの発言をし、「今、水道水を飲んでいる人はいないでしょう」答えてしまった。 これは問題発言だろう。すかさず、水道水を飲む人々から農水省に抗議の電話が相次ぐ事態を生んでしまった。 こんな疑惑が広まるなか、相変わらずボンボン育ちの安倍総理は「職責を果たすことで国民の信頼を得る」と確か柳沢大臣の「女性は産む機械」発言で袋たたきされたときと同じことを繰り返して、松岡大臣を擁護している。 なんとか還元水とやらで年間500万も使っておいて、我々が納得出来るような証明もしないで「信頼が得られる」なら誰も苦労しませんよ。 ましてや、年収500万円にも届かない国民が大勢いるのに、一大臣が光熱費に500万円も使うことが当たり前だと思っていたら、よほど庶民感覚に鈍感だとレッテルを貼られてしまいますよ。 この問題で、与党から大きな声が上がってもおかしくないのに、何やら隅っこでぼそぼそぼやき発言に留まっている。公明党だって、清廉潔白がかつてのイメージだったが、自民党に手なずけられしっぽを振る姿にしか見えない。公明党の冬柴氏までが「公正な届け出をしているなら問題ない」では、全くお話しにならない。 このようなまま選挙に入ったらどんな結果になることか、気が気でない候補者も大勢いることだろう。 国民はこんどこそしっかり判断しての投票が望まれる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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