カテゴリ:夫婦・恋人・人間関係
夜7時、家族3人で夕食を開始。
私はテレビのNHKニュースを見ていた。 妻が「私の見たいチャンネルに変えてもいい?」 私は「我が家の女王様が言うのならしょうがないね」と、リモコンスイッチを渡した。 予想通りテレビ朝日系の『オーラの泉』に切り替わった。 私は「前世の○○」とか「先祖の○○」というのは信じたくないのが本当の気持ちだ。 だから、出来るなら観たくないチャンネルである。 でもしょうがない。妻のどうしても観たいという強い希望には勝てない。 観ていれば自然嫌でも私の目に耳に入ってくるのは当然。 8時過ぎから△高島一家の母・寿美代が初めて語る悲劇・・・・・になった。 この中で、生後5か月で殺された長男のことがリアルに語られ始めた。 私もいつしか引き込まれて観ていた。 そしてコマーシャルのとき、私たちの間に現実に生まれて3日後に亡くなった長女の話題になってしまった。 妻曰く「生まれてすぐ隣に寝せられた長女がシゲシゲと長い時間私の顔を見ていた。後から思うと、きっと死ぬということを自分で悟り、私をよく見ていたのかもね」 私「えっ!それ初めて聞いた。そんなことあったんだ~」 妻「あれっ!昔、話したけど記憶に残っていない?」 途端に私の目から涙がボロボロこぼれ始めた。 妻と息子が居る前にだ。 あの日(昭和48年8月24日)私の手に戻ってきた時はすでに息を引きとった後の長女だった。 あまり慌ただしく葬儀したため、長女との深い思い出がないにが心残りだ。 この番組を見ていて、途端にこの世でわずか3日しか生きておらなかった我が娘の不憫さが込み上げて来た。 どんな思いですぐ親元から切り離なされてあの世にいったのだろうか。 思っただけで胸に込み上げるものがあり、手で目頭を押さえても簡単には涙が止まらなかった。 ドラマに感動して涙を流すことはしょっちゅうある。 でも今日のこの涙は少し違っていた。 妻も息子も、私の涙に何も言わず黙って認めてくれたことに感謝。 この日記を入力しつつもまだ目が潤む。 やっぱり肉親・親子の情は、理屈だけでは説明出来ない固い絆で結ばれていることをあらためて確認した次第であります。 それにしても、何と涙もろくなったことか・・・(また涙) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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