カテゴリ:社会の一こま
15日の参院外交防衛委員会での証人喚問で、守屋前事務次官はそれまで肝心なところは「覚えていない」「記憶にない」などの言葉で逃げていたが、とうとう抗し切れずか「過去の接待の席で、現在の閣僚である額賀福志郎財務相と久間章生元防衛相が、山田洋行主催の接待の席に同席していた」という証言をしてしまった。
さあ大変!これまでも週刊誌などに報じられていた記事が今回の証言に近かづいた格好になったからだ。 名指しされた額賀氏は「まったくそういう事実はない」と真っ向から否定され、身の潔白を主張している。 解離性大動脈瘤(りゅう)の手術で入院中の久間章生元防衛相は、毎日新聞の電話取材に「覚えていない。3年以上前のことであまり記憶がなく、否定するだけの自信がない」とも述べている。 お二人とも、そういう事実は「まったく覚えていないのであり得ない」とも取れる発言でもある。 いまなお私の記憶に「記憶にございません」という言葉の連発だったのが耳にこびりついている。 1974年ロッキード事件の国会証人喚問で、田中角栄元首相の刎頸(ふんけい)の友といわれた小佐野賢治国際興業社主が、この言葉を連発したのだった。 以後も、政治家は都合の悪いことをこの言葉で逃れてきた歴史が脈々と続いている。 正直者は政治家に向かぬという声さえ聞こえてくる。 誠に悲しい現象である。 今度こそ本当のことが国民の前に明らかにされることを願う者である。 期待はあまりしていないけれど・・・・・(涙) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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