カテゴリ:ことわざから
たとえ腐ってしまってもタイは魚の王様だ。
タイは形・味、また捨てるところの少なさで魚のなかでは最高級品とされている。 でも腐ってしまえばほかの雑魚と同様に肥料にしかならないはずであるが、そこがものの見方で変わってくる。 このタイのように、身分・素性・才能がもともとよかった者は、たとえ落ちぶれてもそれ相応の値打ちがあるとの意で「腐っても鯛」と言うのだそうだ。 はて、そんな高価なひと、はたして何処にいるのかな? ちょっと話題がそれるが、みんな賞味期限というものがあるという。 賞味期限とはいちばんおいしくいただける「食べ頃(価値ある)の時期」をいう。 もちろんそれ以降でも、少々味落ちで価値は下がり続けるけど食べられないことはない。 同じような言葉で消費期限といのがある。 これはその期限を超えたら腹をこわす恐れがあるから食べない方がいいという期限のことで、賞味期限とはだいぶ異なる。 さて、われわれ人生にでも、賞味期限という見方があるという。 女性の賞味期限は20~30歳なんて言う人がいる反面、いやいや50、60でも熟してなかなか捨て難いという人もいる(なんだか変な食べ頃に置き換えているようで、女性からお叱りの言葉が出そう)。 それでは男はどうか? バリバリ働いていられる時期が賞味期限としたら、定年という節目で賞味期限は切れると考えた方が妥当かもしれない。 あとは周りに迷惑を掛けず、ちょっと世間のためになることをコツコツ目立たない範囲でやるのが一番良さそうだ。 腐ってみんなから臭いと鼻つまみされるようでは困る。 「65歳のオニャンキーさんってとてもステキ!」なんて言葉を浴びるとは決して思っていない・・・・(笑) 2日の結婚披露宴の余興では本物の鯛がこのように釣られるシーンが展開された ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[ことわざから] カテゴリの最新記事
|
|