テーマ:国際恋愛(198)
カテゴリ:おねぇ様の変な方達
皆様、コンチチワ。ご機嫌いかが? 夏と言えば、おビール。あら、キリッと冷やした焼酎に冷や奴もいいわね。そしたらやっぱり塩からも枝豆も付けちゃう?それらをつまみながら「あ~おねぇ様の2時間、返して」って観た後で言っちゃうこと請け合いな、くっだらない「なじぇ、そうなるの?」ていうホラー映画を借りてお部屋を薄暗くして観るの。隣りにイイお男子、イイおなごはんでも好いワ、がいたらもっといいワね。それで、主人公が「そこには入らないほうがいいんじゃないでしょうか?」て所に行く度に、二人で一つ一つお洋服を脱いでいくの。映画終了時にはおスッポンポン。いい感じにお焼酎も体に染み渡って、 「これから僕らで、オリジナルな映画、創ろうゼ。まずは、キミのポジションから。」 と、楽しめるじゃないの。 あ~あ、おねぇ様、我ながら下らない事初っぱなから書いちゃったワ。
おねぇ様の本当の夏の日の過ごし方は、こうよ。。。 そう、例えば一昨日の土曜日の昼下がり。外は最高のお天気だったのに、ワザとお家にこもって、独りでピンクシャンパンと一緒にカリッとしたシュガークッキー (とっても合うのよ) を頂いたワ。「素晴しいお天気を無駄にしている」という所がおミソ。それがよけいに贅沢なのよ。あと、シャンパン、独りで飲みきれるかどうか分からないのに、一本開けちゃったところも。 このシーンにピッタリ、なのが、そう、本。読みたいな、とずっと思ってて忙しくて読まずじまいだった本。それを開ける。。。勿論そうしたワ、おねぇ様。 それがこちら。 『猫のなる木』 題からしてイイざますでしょう? 実は、こちらの本、おねぇ様と相互リンクをしてくださっている『愛妻家の食卓』のカップルブロガー、良平様と敦聡(あづさ) 様が出版されたご本なのざます。空想作家、良平様とイラストレーター、敦聡様が創りだす、不思議で、時には切なくて、時にはワクワクして、そして、懐かしい気持ちにさせてくれる。。。そんな世界。 おねぇ様、お二人のブログで日々繰り広げられる「良平あづさワールド」(色々な物語を発表していらしゃいます) に夢中になっちゃったワ。そう、それでお二人の本も日本から取り寄せました。 『猫のなる木』読みましたワ。猫のジュウベイの「人生」という名の探求旅。「自分」は誰なのか。何故存在するのか。悩み、そして発見する。おねぇ様、彼の姿に自分の姿を重ねてしまいましたワ。。 気がつくとおねぇ様、シャンパンも、シュガークッキーも忘れて読みふけっておりました。。。皆様も是非、お読みになって。(購入方法などの詳細はお二人のブログへ) ************
さて、やって参りました『ツルツル坊主になったロビー氏』のお話し。残すところも後2回ざますよ。
「これを見て欲しい」 とロビー氏が唸るような声でおねぇ様に言ったその時の目。ああ、おねぇ様、一生忘れないワ! そして、ああ!ツルッツルの頭! おねぇ様の方に、一歩、また一歩と近づいて来る「ツッパラピンロビー氏」にまるで目に見えない縄をかけられたかのように、ソファーの上で身動きが出来なかったおねぇ様。。。ああ、ロビーに、おねぇ様のウソのせいでツルツルになってしまった怒りに燃えるロビーに、おねぇ様、襲われる。。。ああ!とさらに身を固くした瞬間。。
ロビー氏、おねぇ様が座っていたソファーの横のコーヒーテーブルから一冊の本を取り上げ、おねぇ様に差し出したのざます。
「これをちょっと見てもらいたい。これに、ボクが髪を全部剃った理由があるのだ。」 。。。。え?じぇんぶ、剃ったって。。。? 「そうだ。剃ったんだよ。全部。」 と言って、ロビー氏、ツルツルになった彼のお頭を片手で撫で上げましたざます。
ずっしりとおねぇ様の両手の上で、その存在を主張している本。ロビー氏に自分の髪を綺麗さっぱり剃らせた本。その本の表紙には、
『無の世界』
「ボクは、悩んでいた。認めたくながったが、ここ数年、自分が嫌になってしまったのだ。髪がどんどん薄くなっていったのも、嫌になった理由の一つだと思う。。。そこで、ボクは、
海藻に出会えた。
と言うより、そのキミが言っていたネガティブな気持ちで色々な事に接する、というのがどれだけ自分自身に悪影響を及ぼしているか、そう、その事なんだよ。毎日ボクはキミに言われた通り、海藻を食べ、海藻を頭に貼付け歌を歌った。そうしたら、ボクはみるみる痩せていったのだ。体も、そう、心も軽くなった気分だった。そして、ボクはこの本を偶然見付けた。」 おねぇ様の前に立ちはだかるロビー氏。ワカメエキスが効いたからか何なのか、ロビー氏の肌はヌメヌメと輝きを放っておりました。ロビー氏、おねぇ様を見下ろすと、 「そこで、ボクは気付いた。心をエンプティー (空) にすることによって、今までの自分を捨てる。そう、スタートに戻るんだ。だから、ボクは髪を捨てた。My old hair をね。」
と、突然、おねぇ様の生のふくらはぎにピチョッ と冷たいものが。思わず小さく「きゃっ」と言って下を見ますと、 こげ茶色のフサフサしたおけけの可愛いワンちゃんのお鼻ざました。
「あら?!」 と驚くおねぇ様に、 「そうだ、キミは知らなかったね。ボクの新しい家族の一員さ。」 とロビー氏は言っておねぇ様の隣りに腰掛けましたワ。尻尾を小刻みに振りながらおねぇ様とロビー氏を嬉しそうにクンクンしているフワフワのワンちゃん。 おねぇ様、先程まで恐怖でおピーピーおちびりそうになっていたなんて、ウソの様ざましたワ。きっかけはどうであれ(っておねぇ様のウソなのざますが)ロビー氏が「自分」を取り戻し、おけけを剃って、この世に別れを告げた。。。
ええ、ええ、ロビー坊主。悟り、開いちゃったのね。
皆様、ここで、このお話が終わるとお思いざますか?おねぇ様のお話しが、こんな感じに終わると、本当に信じていらっしゃる?
おうっっ!そうは、問屋がおろさねぇええええ!!
ロビー氏、暫くワンちゃんの頭を撫でたりしたましたワ。でも、何かを考えているご様子。と、ロビー坊主、お顔を上げておねぇ様を見ると、静かに、こう訊きましたワ、
「キミは、将来、**になりたい (医療関係) と言っていたね。」 「。。。。キミに、今日来てもらった理由だけど。。。犬、この子にも関係あるのだが。。。」 と言って、おねぇ様の目をジッと見つめながら、ロビー坊主、着ていたシャツの一番上のボタンに 手を。。。 「これ、キミどう思うかな。」 とキッパリ言うと、シャツのボタンを一つずつ外し始めました ざます。(続く) *********************** 最後まで読んで下さってありがとう。 皆様の応援で、おねぇ様のランキングアップになります!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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