カテゴリ:きみに願いを。(詩)
ケーキの飾り付けが好き。きれいに仕上げてあげれると嬉しい。
綺麗なものが好き。 「将軍の彼女ってどんなひと?」 「うーん・綺麗よ?」 「モデルみたいな?」 「そうかもね。」 ああ 彼女が何をやっているのか知らないな、聞かないし。 ただ・俺が部屋に帰ると「ケーキの臭いが充満する」と言って顔をしかめるな。 あの顔が嫌かも。 「そんなこと言って、もしかして別れた?」 「うーん。そうかも。来ないし。」 「自然消滅なの?」 「俺。追わないし。めんどくさいの・いやなの。」 「・・さみしくない?」 「うーん。連れと遊ぶし。セフレもいるから処理できるし。」 「ああ。そう・・。あれ?本気で彼女を好きじゃなかったとか。」 「そうかもね。」 彼女に対して・全部手に入れたいとか。 俺のものじゃなきゃいや・とか、思ったことがないから。 連れの言う独占欲みたいなの。よくわからなかった。 気になったあの子に手を出して。 触って。 声を聞いて。 ぎゅうっと抱きしめたものの感触が。 初めての恋じゃないのに。 あのかわいい子が。あの子が全部欲しくなったんだ。 嫌がる声も。 細い指も。 こぼれた涙も。 のけぞる背中も。 あのかわいい子が俺の名前だけを 呼べばいいのに。 ずっと きれいに。よくしてあげれるのに。 「ねえ・・。」 ねえ。聞こえて欲しいんだけど。 俺なら真夏ちゃんを。 冬至のお話です。真夏は寂しがっているんですけどね・・。 と・すれ違ってます・・。将軍にわかるかしら。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006/04/19 06:07:09 PM
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