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ヒロガルセカイ。

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柊リンゴ

柊リンゴ

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2006/04/19
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「おまえ。髪の毛ぼさぼさ。」
きれいなお顔だちの少年は、むっとしてつぶやきます。
「ええ?そおお?」
首をかしげた女の子は、成程。強風にあおられたみたいにぼさぼさの髪です。

「くしは。」
「へ?」
「くしを出せって言ってるの。持ってないのか?」

あわててかばんをさぐる女の子。
いらいらしている男の子。
二人は中学生です。同じクラスです。そして席もお隣さんです。
今日は服装検査の日です。
委員長を任されている・この男の子は
のんびりやさんな お隣さんが気になるようです。

「ああ。アキちゃん。また一宮をかまっているよ。」
のんきな声の主にきつい視線をぶつけます。
「うるさい。こいつが悪いんだ。
 女のくせに髪の毛ぼさぼさで学校にくるなんて。」
「放っておけばいいのに。アキちゃん。」
皆が口々に騒ぎます。

「うるさいよ。」
怒鳴るから皆、静まり返ります。

「こいつが悪いの。こんな頭で、俺の隣に座っていてほしくないの。」
「・・・だから。ほっておけよ。一宮のぼさぼさ髪はいつものことじゃん。」
「今日は、服装検査だ。みっともないだろう。おい、一宮、まだか。
 お前はくしも持っていないのか。」
うう・・とおびえた女の子・・。
「やっぱりな。もういい。俺のを貸してやる。さっさと直せ。」
どうしてこんなに、この子にかまうのだろう。
男の子は自分でも よく理解していませんでした。



中学生の男の子と女の子の 恋? のお話です。
ぐぐるからお引越しします。よろしくお願いします。





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Last updated  2006/04/19 06:58:54 PM



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