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福島県で原発を再稼動させるなんてとんでもないと言う意見が90%を超えると思いますが(福島第二原発を抱える自治体は再稼動させたいかもしれませんよ)今の世の中の動き、関西電力の大飯原発の再稼動についてや、原子力規制庁の整備に関することを見ていても、「原発を再稼動させないで」という考えにないことが分かりますよね。
「福島の原発事故のようなことを二度と起こさないように」という言葉は、あたかも原子力に依存しないエネルギー政策を考えているように聞こえますが、続く言葉は「事故が起きても万全の体制を整える」というのですから、廃炉ではなく、地震や津波が来ても同じ事故が起きないような対策を取って原子力エネルギーを使い続ける、ということでしょう。 エネルギー資源が乏しい日本がここまで豊かな生活をおくれる要因は、電気を自由に使えるような環境が整えられたからこそで、必ずしも原子力エネルギーがコスト的にも環境的にも優位だったとは限らないはずなのですが、核燃料サイクルという夢物語で廃棄物が出ないエネルギー活用方法として原子力を推進してきた・・・ 考えてみれば、福島・宮城・岩手沿岸にこれほどの大きな地震と津波が起きるとは誰も予測していませんでしたよね? 地震というと駿河湾を震源とする東海地震のほうが現実的に起きる可能性が高いと思っていましたが、今となっては、日本列島どこでも大きな地震が発生する可能性が高まっているとして大騒ぎ。 まだ福島の原発事故は収束もしていなければ、第一原発の廃炉作業は数十年かかる見込みで進捗はまだまだですが、間違いなく福島県以外の原発は3年以内に再稼動するでしょう。今年の夏が猛暑にでもなれば、間違いなく来年は原発を再稼動させなければならないという動きになることでしょう。 今まで稼動していた原発の中で、安全性が高い新しい原発は再稼動させるとして、それよりも核燃料サイクルが幻だったという現実に基づいて、核のゴミをどう処分するかを本気で議論する必要があると思います。日本が今までのように豊かな国でありつづけるためには。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.05.30 18:33:20
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