おぼろ二次元日記

選ぶことができる強さ。
真実を知っていればそれで十分・・・。



「不戻－キヅキ－」


あらすじは公式からです。


小羽に対する世間の眼はさらに厳しくなっていた。
小羽が心配な四月一日は百目鬼とともに再び彼女の家を訪れる。
小羽の家を取り囲むレポーターや野次馬の群れをかき分け、
家の中に入っていく二人。


奥から聞こえてきた激しい水音をたどり風呂場にやってきた二人は
小羽が母親から冷水を浴びせられているのを目にしてしまい…。




＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊



世間からのバッシングは頂点に達したかのような小羽ちゃんの
扱いに心配になった四月一日は百目鬼と小羽ちゃんの家に行ってみる。


小羽ちゃんは水ごりの最中！？
力がなくなったことを止め様ようとした四月一日や
百目鬼のせいにする母親！！！
家を出ようと、四月一日は小羽ちゃんに言う。


母親も小羽ちゃんにポツリとこぼす。
「人を馬鹿にして。」


侑子さんの家で久しぶりに食事をし、暖かい風呂に入り、
マル・モロと一緒に眠った小羽ちゃん。
けれど彼女が選んだのは母親だった。


「あの人が心配だから。」


お土産に夢が詰まった黄色い風船。



小羽ちゃんがＴＶで嘘呼ばわりされた女の人の霊。
本当にその家から白骨化した女性の遺体が出たことで
小羽ちゃんの評判はあっという間に回復する。
それでも、もうこの業界から引退することを決めた小羽ちゃん。
家も転居することにした。


「もう止めよう。終わりにしよう。」


黄色い風船は弾けた。
髪の毛を切って、母親と一緒に出発する小羽ちゃん。
桜の人もきっと喜んでくれているはず。




伝えることの難しさ、伝わることの難しさ。
本当は小羽ちゃんが見た女性の霊は当たっていたのに
他の霊能師と見る範囲が違ったから、兵隊さんしか
いないのが正解、と思われてしまった。


言い訳・・・できる空気とそうでない空気。
小羽ちゃんは言っても無駄、という空気を読んで
そのまま自分が落ちていくことを甘んじて受けたのですね。


選ぶことと受け入れる強さ。


自分で道を切り開くことも強いけど、なす術もなく与えられた道を
自分なりに進んでいく強さ。
小羽ちゃんの強さを皆が分からなくても自分たちが分かっていれば。


侑子さんも百目鬼も分かっているのに、四月一日だけ
まだ納得がいかないんだなあ。
好きだから大切にしたい。
でも、選ぶのは相手。


小羽ちゃんが最後まで選んだのはお母さんなんですね。
涙が出た・・・。
黄色い風船はお母さんのために。


「お母さんが辛くなくなるように。」


でも、きっとそれは「君尋君」がくれた気持ちだと思うよ。
「好きな相手に幸せになってもらいたいから。」



次回、ついにお店にひまわりちゃんが！





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