「エロイカより愛をこめて」32,33巻(青池 保子)
久しぶりにエロイカをじっくり読みました♪時は流れ、少佐の敵も白熊の国、とかではなくなりました。今回の敵もテロリスト・・・。エロイカより愛をこめて(32)エロイカより愛をこめて(33)新シリーズ「ケルティック・スパイラル」の2冊。まだ続いているので次巻もこのシリーズです。ケルトの秘宝に興味を持った伯爵はケルト愛好会のパーティーでスカウト(?)され、ラロックという議員の妻と一緒にビデオを作製することになる。一方、ブルガリアの原発から流出した核物質がそのラロック議員の汚職に関連したドイツ企業が扱っているという情報を入手した少佐は、核物質を奪還すべく動き出す。同じ頃、動き出したフランス情報局の一匹狼Q。彼が追っているのはテロリストの「シリウス」。「シリウス」がやはりラロックの汚職に関連している!「シリウス」が手引きして核物質をドイツに搬送していた可能性が高い!!!ラロックの取引相手のドイツ企業ゲンツは不法入国、麻薬取引と裏社会の大物。そのゲンツの趣味はケルト愛好!!!ラロック夫人とも旧知の仲で伯爵はゲンツとも関わってしまう!!!まさに少佐の任務の範囲内に!!!彼が怪しいとにらんで核物質を押さえるべく動いていた少佐は伯爵を利用しながらゲンツの倉庫を捜査していくものの、先を越されて移動されてしまう。実はゲンツの秘書が「シリウス」だった!!!行方をくらませた「シリウス」の居場所を少佐よりも先に突き止めたQは「シリウス」に監禁されてしまう!!!ってことで、少佐はそれほど面には出ず部下総動員(含む部長)させての情報戦が主でした。核物質の存在を突き止めてから動き出しましたけどね。文句を言いながら珍しく活躍している部下B,すっかりコンビのGとZ。EU各地を転々としながら部下、そして映画のロケに走る伯爵達を絡ませて、安心して読める内容でした。絵については変わり様も無く・・・ですね。ま、昔の少女漫画っぽい絵のほうが色気があって好きでしたけど。「銀魂」も歴史パロなので火曜日に見た高杉とか見ると青池先生の「イブの息子たち」を思い出します。(ギャー!!!この絵柄!!!古くてすみません!)イブの息子たち 全7巻 青池保子/作こちらの高杉晋作も素敵ですよ♪少女漫画で歴史パロを読む時はお勧めです♪頭の中がバクハツしそうになりますけどね!