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カテゴリ:感動
またまた『羊と鋼の森』で出会ったエピソードです。
主人公の駆け出しの調律師の失敗と、その失敗を温かく見守る人達。失敗していながら、合わせる顔のないはずの、依頼を受けた年下のお得意さんからも、励まされる主人公。オカリナとは一見無関係に見える、こんなエピソードも、ブログに書きたくなる衝動にかられるのです。 逃げ出したくなるような失敗をして、その時、どうしてこんな質問をしたのだろうか、と悔やまれる質問を、調律師になろうと決心したきっかけとなった、いちばん尊敬する先輩調律師に、発してしまいます。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「調律って、どうしたらうまくできるようになるんですか?」聞いてから、ばかな質問だと思った。 (とことん追い込まれた主人公の心のうちが、にじみ出ているようです。その時、その一番尊敬する先輩調教師は、自分の使っているいちばん大切なはずのハンマーを差し出して、) 「これ、私からのお祝いです。」 「何のお祝いですか?」 (主人公の人生でいちばんだめだった日に差し出されたお祝い。) 「なんとなく、君の顔を観ていたらね。きっとここから始まるんですよ。お祝してもいいでしょう。」 先輩は僕を励まそうとしてくれているのだ。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー とても感動する場面です。 ヴァイオリンを習っていた頃、お亡くなりになった先生の追悼演奏会を目前に、ピアニストの奥様がそっと貸してくださった、先生の以前に愛用しておられたヴァイオリン。 ピアニストの奥様は、私の弾いている楽器より、もっと良い音色のヴァイオリンで弾いて、喜ばせたかったのでしょうか? 貸してくださったヴァイオリンを弾いてみて、ヴァイオリンの音色って、こんなにも楽器に左右されるのか、と、以前から思ってはいたものの、驚きを隠せなかったのが、正直な気持ちです。 その時は、声も出ないくらいの衝撃だったのです!ヴァイオリンを弾かせてくださった奥様のお気持ちに感激した私は、ほんとに嬉しくて、一生懸命演奏した、今となっては懐かしい、素晴らしい記念すべき人生の一コマです。 ヴァイオリンのエピソードはさておき、いちばん大切にしているプロの調教師の道具。いくら後輩が落ち込んでいるからといって、そのいちばん大切なはずのハンマーを、そんなに簡単に差し出せるものなのでしょうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018年06月29日 09時26分14秒
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