日本式だと、とり残されて…
先週、台湾の会社の要請で、日本の中堅上場企業に日本語でメールを入れました。「買い付け」の話です。しかも量もあります。つまり、こちらが「買いたし」ですので、営業メールではありません。その内、1社から返事が届きました。所定の部署に連絡してくださいとして、その電話番号が書かれていました。なければ電話してもいいのですが、何分海外からであり、情報に行き違いが生じることもあるので、再度メールを送り、アドレスがないか尋ねました。今朝になって、早速返事が入ってました。「メールはありません。電話して下さい。」とのことでした。さて、私の設問です。アメリカをはじめ、飛ぶ鳥を落とす勢いの中国や東南アジア諸国の中堅大手で、海外の会社に電話してくださいと返報する会社はいくつあるでしょうか?特に中国のメーカーは恐ろしいほど、連絡手段を完備しています。メールはもとより、携帯番号、Skype、IM、Yahoo! メッセンジャーなどが、よく書かれています。電話しろというメッセージは、私にとって、「日本国内だけで仕事していきますね」って聞こえてきます。貿易立国の日本で、車や家電業界が海外との取引により日本経済の多くに寄与しているというのに…それとも高度経済成長の名残で、海外関係は商社を使うということなんでしょうか…なんか日本がますますとり残されていくような…これは、「Sorry, Japanese only」なんて、Webに書いてある日本語のサイトみたいな感覚です。他のサイトにそう書かれているから、書くなんてことで。でも、私は日本語で「英語表示のみですみません」とか、「Sorry, Chinese only」なんて見たことがない。中国のビジネスでも、どんどん、進取の気性で、いろんなものを取り入れています。利益性のあるところは、積極的に採用する。ゆっくり電話してられないですね…