お茶の水鍼灸・指圧センター　おちゃせん日記　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

７月になり、関東の梅雨も後半の入口でしょうか。動きに変化を感じますね。

　　　　　


今回は丁度１年前２０１２年７月の治療日記です。


第３子出産予定日が２２日のT子さんは、４日の治療を終えると、

「何だか出産が早まりそうな気がするので、次回の予約はしないでおきますね。今週末位だといいんだけど～」と・・・

「土曜日は七夕だし、そうなるといいわねぇ～」と私。

しかし・・・

週末が過ぎ、一週間・１０日過ぎても、出産の報は届かず、、、


そして１５日夕方、

「まだ生まれません。明日は祭日ですが、やっていますか。」と、治療希望のメール。

たまたま１６日（月）の祭日は、都合で開院することにしていましたので、１２時にＴ子さん、交通機関を使ってお一人でご来院。


２０年前の逆子治療では、あえて「至陰」は使いませんでしたが、今回のポイントは「至陰」かも、と咄嗟に思いました。

　　　　　　★「至陰」は特に出産を促すツボ、という訳ではありません。


「至陰」のお灸は、長さ３～４ｍｍで木綿糸位の細さに艾を捻り、透熱灸（途中で取らないで燃やしきる方法）が定法ですが、この時は燃えている艾を皮膚ギリギリのところで取りながら、左右１０壮位ずつすえました。

Ｔ子さんは刺激にとても反応しやすいので、透熱灸は控えた方がいいと思ったからです。


治療後特に変化が起こる兆しはないまま、お帰りになりました。

（内心、無事の帰宅を祈りながら～～～）


そして、そして、、、

翌１７日夜９時４０分頃、自宅のお風呂にて、３２１０グラムの男の子を無事出産。

　　☆　Ｔ子さんは、助産師さんによる自宅水中出産と決めていました。

出産１ヶ月後から、治療再開。Ｋちゃんはもうすぐ１歳です。