お茶の水鍼灸・指圧センター　おちゃせん日記　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

[言葉] カテゴリの記事

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  頭温足熱

  今日１７日から２月３日（４日が立春）までが今年の冬の土用、天の運行は冬から春に向かう転化点に入ったのですね。地上は４５日位ずれるので、これからしばらくは一番寒さ厳しい時ですところで、「頭寒足熱」という四文字熟語はよく耳にしますね。読んで字の如くで「上部を涼やかに、下部は暖かく保つ状態が身心によい」ということでしょう。　　もちろん一般的にはそのような状態がいいのですが・・・寒さ厳しいこの季節、下半身の冷え対策は言うまでもなく大切ですが、頚の冷えにも注意です。そこで、マフラーや帽子で上部を守りつつ、下半身は時にはカイロなどもうまく使いしっかり保温することで、身心が安定した状態になります。いうなれば、「頭温足熱」を心がけることでしょうか。エアコン暖房の効いたオフィスなどは往々にして室内が「頭熱足寒」状態ですから、マフラー類は取り足元はバッチリ冷え対策をして「頭寒足熱」にすると丁度いいかもしれません。手足の爪の生え際にはツボが並んでいて、１２経絡の出発点や終着点になっていますので、指先刺激は全身循環の一助になるでしょう。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

  2019年01月17日

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  ハイブリッド花粉

  花粉症の時期を「節句から節句まで」と言うらしいことを最近知りましたが、なるほど！わかりやすいですね。ということは、花粉症で苦しんでいる人もＧＷ頃までのもう少しの辛抱のハズ～と思いきや・・・今年は「ハイブリッド花粉」（混合花粉）とかで、長引きそうな気配らしい。大陸からの黄砂やＰＭ2.5が加わり始めているようなのです。花粉症で桃の節句頃から辛いみなさま（実は私もその一人）、くしゃみや鼻水・目の痒みのみならず、長引く花粉症の影響で、肩や首のコリ、さらには頭痛や頭重・眼瞼痙攣などで困っていませんか。頸から上の症状は、頭の付け根辺りのコリが強くなると出てきやすいので、要注意です。頭の付け根には、①完骨（かんこつ）②風池（ふうち）③天柱（てんちゅう）というツボが並んでいます。　頸から上がつらい方は、蒸しタオルで温めたり、これらのツボをこまめに刺激してコリをほぐす工夫をしてみてください。

  2018年04月13日

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  ○○バテ

  かつて○○バテの常套句は「夏バテ」だったでしょうか。３０年位前、鍼灸学校の講義で、１月終わり頃からの寒さ疲れを「冬バテ」と言ったら、「そんな言葉あるんですか。」とびっくりされたことを思い出します。いつの間にか春夏秋冬すべてに「バテ」を使うようになり「一年中バテ」の様相、今は「春バテ」がマスコミで取り上げられていますね。日替わりの気温差が一番の要因、それに花粉症や新年度の環境変化などによる体調不良を指すようですが…　　　　　体内の冷えに気をつけて血行を整える工夫が肝要ですね。ツボを１つ選ぶとしたら、万能ツボと言われている合谷（ごうこく）をおススメします。（万能ツボというより、全身調整ツボと言った方がいいでしょうか）　　　　　　　手のツボなので、いつでもどこでも刺激しやすいですよね。車中でスマホを見る代わりに、合谷ほぐしいかがでしょうか。

  2018年04月08日

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  インフルエンサー

  暖かな立春の後に、また冬が戻ってきたような寒さ！季節の変わり目は、暖と寒のシーソーゲームのようですね。つい最近、「インフルエンサー」という言葉が目にとまりました。四角い頭の私は、季節柄もあり最初インフルエンザの間違えでは？と思ってしまったのですが～～～「influencer」と書いてあれば、少しはイメージできたかも！？いろいろな分野で使われていようですが、簡単に言えば「影響力のある人」ということでしょうか。良くも悪くも・・・ところでインフルエンザの語源をネットで検索したら、「インフルエンザ」の語は16世紀のイタリアで名付けられた。 ... 冬季になると毎年のように流行が発生し春を迎える頃になると終息することから当時の占星術師らは天体の運行や寒気などの影響によって発生するものと考え、この流行性感冒の病名を、「影響」を意味するイタリア語influenzaと名付けた。ということでした。今では「影響」の正体はウイルスと判明していますが、この「影響」は受けたくないものですね。「influenza」と「influence」・・・いや～迂闊でした！ついでながら、抗生物質は直接的にはウイルスには効きません。最近は、耐性菌出現も問題視されていますので、抗生物質が必要な場合も飲みすぎなどには注意しましょう。都心では、またしばらく寒さと乾燥が続きそうです。インフルエンザウイルスの影響を受けませんように。。。

  2017年02月10日

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  〇〇奉行

  センター責任者の友田です。今年は、７月１９日から８月６日（７日が立秋）までが夏土用ですから、正に夏土用真最中ですね。２７日が丑の日でした！天の運行はすでに夏から秋に移行しつつありますが、地上では４５日位ずれますので、今が夏の盛り！！節電２年目の夏は、昨年の節電初体験に比べると、あまり無理なく定着しつつあるようにも感じますが、この暑さに各家庭でもたまらず冷房使用が増えているかもしれませんね。ところで、〇〇奉行というとまず思い浮かぶのは、なべ奉行でしょうか。「明かり奉行」という新語もあるらしく、会社や家で、不要な照明を消して回る人を言うようです。連日の暑さも加わってか、電車やレストラン…などのさらなる冷房の強さに閉口している方々も多くなってきているようで～節電も暑さも意識しつつ頼りがいのある「冷房奉行」の登場も期待したくなります。どうしても冷房環境に身を置く時間の長い方は、毎日の入浴でしっかり汗をかき、冷えはその日の内に追い出すようにしましょう。また、冷房で冷えた身体にはストレッチもおすすめです。などなど…各人が「自己管理奉行」になり、無事暑さを乗り切る工夫をして下さいね。　　　[白いアガパンサスが涼を演出しています]

  2012年07月29日

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  ケアメン

  センター責任者の友田です。「イケメン」という俗語が登場したのは２０００年頃のようですが、今ではすっかり定着した感がありますね。「イケメン」を転化させたのが「イクメン」、２００９年・２０１０年の流行語大賞にもなりました。さらに最近注目を集め始めているのが「ケアメン」。由来は、育児に積極的な男性「イクメン」を押し進めて、介護に積極的な男性のことのようですが・・・現実は、家事に不慣れな男性が親や妻の介護を担うという「ケアメン」さんが増えているようで、大きなストレスになっている～というニュースが報道されていました。今や１２０万人に迫るとか。まさに核家族化・少子高齢化現象ですね。「イクメン」さんはほとんどが若い世代ですが、「ケアメン」さんはご本人自身が相応に高齢である場合が多いでしょうから、肉体的負担がストレスをさらに助長していることでしょう。理想は、平均寿命と健康寿命の差が限りなく短いことですね。ところで、今日６月３０日を「年の臍」ということを以前にもご紹介しましたが、早くも一年の折り返し地点です。お臍（ツボ名は神闕[しんけつ]～神妙なるくぼみ～でしたね）を背骨（神闕と対のツボ名は命門～命の出入りする所～でしたね）にくっつけようと意識すると腰が安定して姿勢も良くなります。さらには腹筋も鍛えられポッコリお腹にも効果的健康寿命アップの一助に、「神闕ー命門」接近意識をおすすめします。　

  2012年06月30日

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  出逢い

  水曜担当の赤瀬良裕です。昨日、一昨日と雨、雷、風が凄かったですね。一昨日は、地震もあったようですが、私は気付かず寝入ってました。ところで皆さん、東京スカイツリーはご覧になられましたか？東京では、先週からスカイツリーがオープンし、商業施設と合わせてすごい人気のようで、連日たくさんの人が訪れているようですね。スカイツリー人気はさておき、私は日曜日に、相田みつを美術館に初めて行ってきました。日曜日でしたが、来館されている方は、そんなに多くもなく、スムーズに作品を見ることができました。　相田みつをさんの「出逢い」という作品は私の好きな作品のひとつです。出逢いいつどこでだれとだれがどんな出逢いをするかそれが大事なんだなあ仕事の上でも、家庭やプライベートにおいても「出逢い」というものが本当に人生に深く関わっているなあと感じます。皆さんは、普段どのような「出逢い」がありますか？いろいろなタイミングでいろいろな場所で大きな出逢いから小さな出逢いまで様々な出逢いがあると思います。　私自身のことでお話しますと、お茶の水鍼灸・指圧センターとの出逢いもその一つです。ご縁がありましてこちらで務めさせて頂いております。そこで、これからたくさんの方との出逢いが待っていると思います。そこで出逢うお一人お一人を大切に、この出逢いが大事だったなあと思って頂けるように私自身日々精進していきたいと思っております。ありがとうございます。 にんげんだもの（逢）にんげんだもの  

  2012年05月30日

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  シンクロニシティ　（共時性）

  センター責任者の友田です。寒暖差の大きかった４月も終わりに近づき、GWが待ち遠しいですね。作家の遠藤周作さんがよく取り上げていた「シンクロニシティ」という言葉を最近のセンターの動きの中で、久しぶりに思い出しました。シンクロニシティ（Synchronicity）とは「意味のある偶然の一致」のことで、日本語訳では「共時性（きょうじせい）」とも言います。日常の出来事で言えば、『Aさんのことを思っていたら、Aさんから電話があった』『今日はとても疲れたから座りたいな、と思っていたら前の座席が空いた』『やりたいと思っていたまさにその仕事を紹介された』　　などなどというようなことです。（往々にして、逆のこともありますが・・・）これらはささやかな例ではありますが、偶然ではなく、波動現象・宇宙の必然現象による共鳴作用であり、空間の分子相互の作用とも聞いたことがあります。さて、人間は自然の一部であり、小宇宙とも言われています。ということは、私たちの体内でもさまざまにシンクロ（同調、共鳴）しているということですね。自らの身心の声に耳を澄ませてみると、共時性と思われる現象に「気づく」かもしれません。この「気づき」を大切に積み重ねていくと意識レベルも高まり、好調を維持しやすくなることでしょう。                        

  2012年04月26日

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  気を立てる

  センター責任者の友田です。今朝の朝日新聞天声人語の冒頭に『気立て』という表現が出ていて、人の内面から自然に醸し出される雰囲気と結びついて、“いい言葉だなぁ～”と改めて感じ入りました。鍼灸の臨床に携わる者として、いつも『気』の動きを意識しますが、気を立てるとはどういうことなのでしょう？例えば、お灸というのは、“気植え”とも言われていますが、お灸という『気』を身心に植えることで、気を立てる（元気になる）のですね。明後日２６日の合唱演奏会を控えて、昨日２３日の勤労感謝の日はゲネプロ（通し稽古）デーだったのですが、指揮者からは“声を立てて”とよく言われます。いい演奏には『声立て』なのです。声＝気ですから、演奏もやはり気を立てることなのですね。先日ようやく懸案の新しいＨＰを立ち上げましたが、これは何とか取り敢えず上げた程度のもので、当センターのＨＰという気がちゃんと立つまでにはまだまだ道のりは長そうです。来週は早や師走。『気立て』からいろいろなヒントが生まれそうです。来年の干支は『辰』ですものね。　<木立ダリア>　２０１１年１１月２０日撮影

  2011年11月24日

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  灸しょうが

  センター責任者の友田です。台風１２号の動きがとてもゆっくりで、何日も影響が気になりますね。今日はお灸のお話が主題ではないのですが、ちょっとお灸のことから～お灸にもいろいろな方法がありますが、その一つに隔物（かくぶつ）灸というのがあります。これは、生姜やニンニクなどを３～４mmにスライスしてその上に円錐形に作った艾（精製度の高い艾でなくていい）をのせて、点火する方法。　　例えば、お臍の真ん中（ツボ名は神闕（しんけつ）でしたね）のお灸にはやりやすいですね。但し、皮膚が過敏で生姜やニンニクの刺激が強い方にはおすすめできませんが。さて、灸しょうがとは・・・お料理のたびに生姜をするのが億劫という方におすすめのお話です。余裕のある時に生姜をたくさんすりおろし、１つずつ円錐形に整えて冷凍にしたものです。　　　　　　[左が灸しょうが　右が生姜灸]といっても特に定義があるわけではなく、勝手に命名しただけですが。こうして保存しておくと、何かにつけてとっても便利ですよ。買い置きの生姜を無駄なく使いきることもできると思いますので、ぜひ、お試し下さい！

  2011年09月03日

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  塩梅

  センター責任者の友田です。年末頃から開花している梅もありましたが、本格的にはこれからですね。梅の花は、寒さの中で毅然と咲いているように感じます。そんなことを思っていたら、何故か『塩梅』という言葉がふっとでてきました。昔、料理の味付けは塩と梅酢で、『塩梅』はもともと味加減のことでしたが、                           　　　　　　　　中世頃から物事をうまく処理する『按排』や『按配』と混同して使われるようになったようです。「今日は寒くて塩梅が悪い」とからだの具合にも使いますが、最近の若い方はこの言葉をあまり使わなくなってきているかもしれませんね。鍼灸治療でも症状によるツボの選び方はもちろんのこと、心身の状態が悪い時ほど刺激量の微妙な『塩梅』が、治療効果に影響します。アナログ的ニュアンスのこの言葉、これからの時代も死語になりませんように。東京周辺では昨夜からつめたい雨や雪でしたが、お昼頃から「いい塩梅に」あがりましたね。

  2011年02月09日

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  腹六分！

  センター責任者の友田です。今日お彼岸の中日を境に、気温が一気に急降下しましたね。今年は猛暑で「実りの秋」にも異変があるようですが、それでもいよいよ「天高く馬肥える秋」でしょうか。食べる事が大好きなOさんは、ご来院のたびに「気をつけているつもりで、ついつい食べ過ぎちゃうし、食べると眠くなっちゃうし～。どうしたらいいですか？」と。そのたびに、「腹六分と思っているといいかもしれませんね。」と、私。「なるほど、六分ね。それはいいわ。」この会話の繰り返し、早や１０年。。。　　　　　　　「腹八分に医者いらず」と言いますが、「腹八分」をいつも実践することは容易いことではありませんね。ついつい食べ過ぎて、「腹の皮が張れば、目の皮がたるむ」は自然現象でしょうが、「十分（じゅうぶん）はこぼれる」というように、やはり満腹の手前でとどめておくのが健康の秘訣なのでしょう。食事に限らず少し控え目を心掛けることが、物事がうまくいくコツかもしれません。鍼や灸の刺激も“ちょっと控え目”くらいにしておく方が、往々にして治療効果がふさわしく発揮されます。　　　　　　　　　　　　　　<安曇野にて>　

  2010年09月23日

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  数独

  センター責任者の友田です。立秋が過ぎても、今年は残暑が厳しそうですね　ところで、「数独」と言われている下図を、新聞や雑誌などで見たことありますか。１から９までの数字を法則に従って各マスに入れていくパズルです。　　　「数独」というのは、“数字は独身に限る”からつけたようですね私はたまたま年明けから、朝日新聞土曜版掲載の「数独」を毎週解くのが、今ではささやかなマイブームになっています。では、縦横３マスずつ計９マスで、縦・横・斜めの３マスの合計がどこも１５になる１から９までの数字の配列をご存知でしょうか。これは、東洋医学の基本にもなっている五行や九星気学に通じるのですが…　　　　　　　　例えば、中央のマスには５、５の下のマスは１、５の左は３・・・で、五黄土星とか一白水星とか三碧木星とか・・・に関連してきます。連日の暑さで‘とろける脳～～～’になりそう　たまには、ちょっと脳活！（脳内活動）してみませんか　　　　

  2010年08月10日

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  中だるみ

  センター責任者の友田です。梅雨が明け、明日は‘夏の土用の入り’ですから、しばらくは厳しい暑さが予想されますねかつて心理学のK女史から、『“中だるみ”の心理学的効果！？』のような話があり、その日は納得！納得！合点！合点！の授業でした（要するに、中だるみは悪いことではなくて心身の安定にとって時には必要であり大切なこと　～　というニュアンスのお話）易きに流れやすい私は、以来事あるごとに、この“中だるみ”をしょっちゅう実行と相成ったのでありますそう！必要なことですからね。ということは・・・厳しい暑さの日々は、時には“中だるみ”生活が大切ということ！！でしょうか。。。　　　　<付記>今年は２６日が丑の日ですね。昨年７月３０日のブログに、‘何故、夏土用の丑の日にウナギを食べるのか’書きましたので、ご興味ある方はご覧ください。但し、すみませんが、図が抜けています。

  2010年07月19日

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• バリアアリー

  センター責任者の友田です。タイトルを見て、「誤字があるよ。」と思われた方がいらっしゃるかもしれませんね。いえいえ、これでいいの！です。　この言葉、まだ一般には浸透していないでしょう。私も過日テレビニュースの特集で聞くまで、知りませんでした。『逆転の発想』とかで、ある介護施設で実践していることのようです。脳梗塞後遺症の方や高齢者のためによかれとしている『バリアフリー』は、必ずしもよいかどうかということで・・・例えば、　　　階段の手すりを不連続性にするとか　　　廊下にもそれなりに物を普通に置いておくとか　　　食事もバイキング形式にして自分で頑張ってよそるとか…要するに、日常のすべてがリハビリだからともかく楽せずにやってみるという発想です。それが時に達成感を伴い、生きる意欲アップにつながっているようです。さらに、要介護度の低下効果が出ているそうです。『バリアアリー』で検索してみたら、ちゃんとありますね。しかも、昨秋ＮＨＫの“プロフェッショナル～仕事の流儀”の番組にバリアアリーの実戦達人の方が出演していたようです。この発想、今後広まっていくのではないかと思っています。追伸：正式（かどうかわかりませんが）には、バリア“アリー”と　　　記すのかもしれません。

  2010年04月07日

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• 焼べる

  センター責任者の友田です。今年は暖冬の予報でしたが、予報とは裏腹にとても寒い日が続いていて、‘冬バテ’しそうです。２月１２日の朝日新聞『天声人語』の書き出しに「くべる」が出ていましたが、漢字だと「焼べる」と書くようです。私は知りませんでしたが、この言葉自体を最近使わなくなり、若い人は知らないかもしれませんね。「くべる」と言えば、「薪をくべる」が一番ピッタリとします　子供の頃、父の実家に行くと五右衛門風呂に入り、外で伯父が薪をくべながら、湯加減を聞いてくれた光景を思い出します　　また、高校時代には、ストーブに石炭をくべた記憶が蘇ってきました　　４０年位前は、まだそんな時代だったのですね。そんなこんな・・・「くべる」にまつわる光景を思い浮かべるだけでも、心身があたたかくなってくるような気がします　　時代が急速に変わり、「くべる」という行為がなくなってしまいましたが、このようなまろやかな　どこか風流な感触の日本語を大切にしたいですね　

  2010年02月16日

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  腑に落ちない～再び

  センター責任者の友田です。「腑に落ちない」・・・ちょっと東洋的な表現かなと思い、一昨日と内容は違いますが　同じタイトルで再び書くことにしました。「腑」と言うと、「五臓六腑」を連想するかもしれませんね。ここで言う「五臓」は、「肝・心・脾・肺・腎」。「六腑」は、「胆・小腸・胃・大腸・膀胱・三焦」。一般に言う、‘肝臓’とか‘胆嚢’とか…　を含みながら、東洋的にはもっと広く捉えますが、そのことは控えます。「腑」は、消化器系統を総称したもので、大雑把なイメージとしては口から肛門まで、食べたものが通過していく管（くだ）ということですね。調べた訳ではないのですが、多分「腑に落ちない」というのは、もともとは食べたものがスムーズに運ばれていかないって、ことなのだと思います。今まで当たり前のように使っていましたが、改めてこの表現を紐解いてみると、妙に「腑に落ちた」のでした。　合点　合点「腑」を辞書で引くと　「はらわた」と書いてありますが、「腑に落ちない」状態がひどくなると、「はらわたが煮えくりかえる」かなそうならないように、スッキリ体調よく過ごしたいですね。　　　　　　  

  2010年02月11日

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  腑に落ちない

  センター責任者の友田です。１月早々に購入した私のデジカメ携帯では、至近距離から鮮明な写真が撮れないと、携帯ショップの親切な販売員さんが言ったことの関連を、１月２２日に書きました。が・・・そのことが何となく「腑に落ちない」私は、その翌日別の携帯ショップでもう一度確かめてみたのでした。すると・・・　　　　　ホラ！ちゃんと撮れる　↑↑　ではないですか。「腹の巻その４」などを書くことを優先して、報告が遅くなりましたが。“何となく”というのは、きちんとした論拠は曖昧なものですがこの人間の“勘”のような感覚を、私は常日頃大切にしています。理路整然と説明はできない、でも何か痞えているような感じ。デジカメ云々のことであれば、大したことではありませんが、病気の診断や治療方針のことで、もし「腑に落ちない」ことがあったら、セカンドオピニオン・サードオピニオン…と自分が納得できるまで、求めるといいでしょう。ただし、他者の意見ばかり聞いて混乱してしまってもいけませんから、最終的には自身の見極めが求められますね。（追伸）１月２７日のタイトルは、インフォームド　コンセントではなく、セカンド　オピニオンと訂正します。　　

  2010年02月09日

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  インフォームド　コンセント

  センター責任者の友田です。先週２１日（木）、かつて受療下さっていたＴさんの訃報を、毎週ご来院の　Ｉさん　（Ｔさんとは小学校の同級生）　からのＦＡＸで２２日（金）に知りました。この日の朝日新聞朝刊にもその記事が載っていたことに後から気付きましたが…Ｔさんの初診は、２００６年８月２日。１９９０年、勤務中に発症した脳梗塞の後遺症で、牛歩の如き歩行を少しでも改善できないかということでのご来院。２００８年６月４日まで、ほぼ週１回　鶴見からお茶の水まで　かなり時間をかけていらしていました。心機能にも大きな問題があり、大動脈弁狭窄症のため　２００８年５月の検査で弁交換手術の診断が主治医から下され、ご本人もご家族も手術を選択したのでした。手術を受けるに当たっては　勿論ためらいもあり、「友田さんだったら、どうしますか？」と聞かれて、「私だったら　多分やらないと思います。」と返答しましたが…。結果、心臓の大手術は成功しましたが、手術による体力低下などなどで、生活の質（ＧＯＬ）は　格段に下がってしまったようです。その後、どうしても鍼灸治療を再開したいというご本人の強い希望で昨年４月１８日から５月３０日まで計４回　ご来院くださったのが最後となりました。私の返答は、診断とか治療とか…　ではなく私見にすぎませんが、これも一種のインフォームド　コンセント　かな　と思っています。ただ、その時敢えてあまり説明をしませんでしたが・・・　　　　　Ｔさんは、１月２９日に喜寿を迎える前の、旅立ちでした。ご冥福を　心からお祈り申し上げます。  

  2010年01月27日

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  観天望気（かんてんぼうき）

  センター責任者の友田です。「観天望気（かんてんぼうき）」とは・・・自然現象や生物の行動の様子などから天気を予想することで、例えば、“夕焼けの翌日は晴れる”とか、“カエルが鳴くと雨”とか　… 天気のことわざのようなことをいいます。古来より漁師、船員などが経験的に体得し使ってきたものなのですね。昨年〇月△日、ＮＨＫの「課外授業　ようこそ先輩」に　お天気キャスターの森田さん登場で、母校の小学生に雲の話をしている中で　この言葉を使いました。私は、その時初めてこの熟語を知ったのですが　今は　何でもデータ分析で予報を出しますが、経験予報は　これからの時代も大切にしたいものです。いざという時は、「勘」のような　からだ感覚が一番かもしれませんから。ただ、時代が変わったということでしょうか。今朝のニュースによると、今年中に　大半の測候所が姿を消すそうです。これからの予報は　無人システム　アメダス　のみになるようですね。何だか、残念ですが…一昨日の朝日新聞の　ｂｅパズル　新春スペシャル　恒例の「漢字抜け熟語」にこの「観天望気」を当てはめる箇所があり、ちょっと嬉しくなりました　ちなみに、このクイズの解答は～～～「千客万来」です。　解答は次回紙面ですが、ハイ！　自信を持って正解です。　　　　　

  2010年01月11日

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