...50代/家ごもり母のおだやか暮らし...

​​​​ご訪問いただき、ありがとうございます。


今日も２回目。


以前​​「二極化の世界を生きること」​​
というブログを書きました。



それを踏まえての「ポジティブシンキング」について。



10代でスピリチュアルな世界を知り、
いろいろな本を読んで、
それまで自己肯定感が低かった私は、
ポジティブに目覚めました。

思いっきりネガティブからポジティブへ
振り切ろうと頑張りました。

何か嫌なことつらいことがあると、
「これにはどんな意味があるのだろう。」
「これから自分は何を学べるのだろう。」
と自問自答。



もはや修行。



頭でポジティブな思考をつくり納得しようと試みました。
それは成功しているようにも感じました。
「大丈夫、私はポジティブになっている。」と。



20代後半30代には、
「ポジティブだよねー」と言われるほど。

それなのになんで息苦しいんだろう、
と不思議に思っていました。

気を抜くと、
ネガティブにガガっと振り切れる瞬間もありました。
ネガティブに振れると精神的にも負担で不安になります。

「ポジティブにならなきゃ。」
「ポジティブに戻さなきゃ。」と思いました。





ふと気がつくと、
嫌なことを嫌だ、
と言えなくなくなっていました。




嫌なことも自分を成長させる何か意味のあるもの、
として受け入れなければ
と思ってしまっていたからでした。




何ごともポジティブにとらえなければ、
というポジティブシンキングの迷走状態でした。




受け入れていると、
嫌なことはなくならず、やってくるのです。
それから何かを学ばねばと思い
きっとこうゆう意味がある、と自分に納得させる。
（本当は納得していなかったんですけれどね。）
そうするとまた、嫌なことがやってくる。



エンドレス。



ようやく気づきました。



自分に素直になろうと。

嫌なことは嫌、と伝える。断る。

ポジティブシンキングはやめよう、と決めました。




ポジティブシンキングにほとほと疲れました。




もともとの思考や性格がそうゆう方はそのままで、
自然な状態ですからいいのです。




でも私のように自己肯定感が低くて
間違ったポジティブシンキングをしようとしていたり、
それにより自分を蔑ろにしていたら、
それは行きたい方向とは違っているのです。




自分が求めているものは何かを考えるようになりました。


ネガティブでもポジティブでもなく、
心おだやかでいられるところ。


アドレナリンがでて血湧き肉躍るような
ワクワクドキドキが好きな方もいらっしゃいますし、
穏やかで一見退屈に見えるような
ほのぼのとした生き方が好きな方もいます。




それはお好みです。自由ですから。




どちらにしても、
現実をポジティブもネガティブもなく
客観的にとらえると
ただの事実を受け止めることができます。




そこから何かを学んでもいいし学ばなくてもいい。




ただ生きているだけでいい。




経験そのものに価値があって、
それがポジティブだろうがネガティブだろうが
どちらでもいいのだと思うようになりました。





わかりませんよね。
一見ネガティブに見えることが後々考えると
案外あれはいいことだったのでは？
と気づくこともあります。
その逆もまた然り。





30年近くかかって私はようやく
ポジティブシンキングの迷走から脱出しました。

長かったー。
自分で勝手に迷路に入り込み、
ぐるぐる、ぐるぐる迷走していただけですけれど。




それも自由。





迷走中の方へ
もし脱出したいとお考えでしたら、
無理にポジティブに走らず、一度足を止め思考を止め、
「事実は何かなー」
「自分はどう感じているのかなー」
と冷静に客観的になってみてください。


それまでとは違う何かが見えてくるかもしれません。


以前だったら
「やらなかったこと」「言わなかったこと」
それが脱出の鍵になるかもしれません。






迷走を楽しめる方
それもひとつの経験で人生ですね。
存分にお楽しみください。



補足としてポジティブもネガティブも
いい悪いと判断するものではないことを
お伝えしておきたいと思います。





今日のもう一つのブログ
​​「お手洗いについてゆく」​​
もよろしければご覧ください。





みなさまに
宇宙からの愛と祝福が舞い降りますように。




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