テーマ:映画館で観た映画(8409)
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そんな訳で精神的に下げの状態を克服すべく、
年休を取ったわけですが、 この私が家の中でゆっくりしている筈もなく いつもはやりたくてもなかなか出来ないことを やろうということで、 映画『エリザベス ゴールデン・エイジ』を 見にいったわけです。 (これで今年劇場で見た映画は3本目です。) 映画を見ての感想は、 スペインの無敵艦隊を迎え撃つときの 騎乗した女王(ケイト・ブランシェット)が 凛々しかった。 エリザベス女王は実際、 長身で骨ばった体つきだったそうだが、 乗馬もできるんだったら こんな感じなのかな、とも思った。 ただ、細かいことをいうと、 あのとき女王は55歳ぐらいなのだ。 かっこ良すぎる。 ![]() 『イギリス王室物語』によると 彼女(エリザベス一世)の功績で 一番大きいものの一つは、 イギリス国教会の地位を確固たるものにした、 ということらしい。 もともとイギリス国教会は、彼女の父、 ヘンリー8世が最初の妻キャサリンと離婚するために、 それを認めないローマ・カトリック教会と 断絶したために生まれたのだ。 そしてヘンリー8世はキャサリンと離婚し、 アン・ブリンと再婚する。 そして生まれたのがエリザベスだ。 エリザベス女王が反体制側のカトリック信者から 妾腹女と呼ばれていたのもそんな理由だ。 しかし、『ユートピア』を著したトマス・モアが 処刑されたのもヘンリー8世の離婚騒動で カトリック側の立場を取ったため、 というのも『イギリス王室物語』を 6年ぶりに再読してみて初めて分かった。 この時代の映画ということで 拷問とか残虐なシーンもあるが、 関連する本を読んだおかげで、 かなり当時の状況がわかったような気がした。 もう一度イギリスへ行ってみたいような気持ち。 その他の参考文献:『世界史物語』 ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
February 23, 2008 09:30:16 AM
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