テーマ:日本語教育(76)
カテゴリ:日本語教育
日本語教師になって9年目だが、
初級のメインテキストはずっと『みんなの日本語』を使ってきた。 『みんなの日本語』はやさしい文法から難しい文法へ、という順になっていて、 一番多く使われている教科書だ。 たくさんの日本語学校で使われている理由は、副教材が豊富だということにある。 シラバス(授業計画)で言うと「構造/文法シラバス」にあたる。 欠点としては、学習した文法を実際にどのような場面で使うのか想像しにくい、 ということがあげられる。 それが来年度から、転校により別の教科書、『できる日本語』で教えることになりそうだ。 こちらの方は、課題遂行時に使う日本語の表現をまとめた「課題/タスクシラバス」 に分類される。 長所としては、コミュニケーション能力を身につけるのに最適だということ。 これまで『みんなの日本語』のために作った教案やスライドが使えないことになり、 若干の不安はある。 一から覚えるしかない、というかしこまった気持ちと、基本は同じなんじゃないかな、 という楽観的な思いが入り混じっている。 今、期末テストの時期だが、聴解に比べて、読解ができない学生が多い。 これも、課題/タスクシラバスを使って、 いくつかの文を固まりとして話す練習を繰り返すことにより、解消されるのではないか、 と思ったりもする。 ※シラバスについてはにほんごStudyを参考にしました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
December 26, 2023 06:55:15 AM
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