カテゴリ:東北
山下龍夫『47都道府県ケンミン性の秘密』(幻冬舎、2014年)を読んでいたら、秋田県では「嫁は山形からもらえ」の言葉があるという。
地元の秋田美人をあえて避けるのは、男女ともおおらかな県民性で家計が成り立たないからだとか。しっかり者でよく働く山形の女性が理想となるようだ。 同書の山形県のページでは、庄内地方は上方との交易の歴史を持ち、明るいながらもあくまで控えめ。両親や祖父母と同居も多く郷土愛も強く、内助の功で家庭を支える理想の女性...とベタ褒めだ。 私が知っている庄内出身の女性というと、(著名人は別として)今頭の中にとりあえず3人ほど思い当たる。1人は酒田出身で理知的だがちょっと我が強い人。1人は遊佐町の出身と聞いたが、表裏の有る人。もう1人は、ずっと昔の学生時代の知人で、鶴岡出身の女性。当時の印象なのだが、確かに控えめで虚飾とは無縁のような実直な人。今思えば、この人こそ、秋田人も羨むお嫁さんの理想像だったのではなかったか。 思い出は美しくなるものとは言うが。 上掲書では、山形女性はあまり外に出ないため、庄内美人と出会いたい場合こちらから率先して転勤していくのが良い、とある。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014.12.26 00:01:57
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