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昨日は納棺がテーマの映画について書きましたよね。
今日はひとつ、その後の儀式、つまり葬式のことを語った映画をご紹介しましょう! 俳優・伊丹十三の記念すべき監督デビュー作キネマ旬報ベストワンなどその年の映画賞を独占した傑作コメディ!■お葬式■ 『お葬式』(1984年) 今さら語る必要もないと思いますけど。 伊丹十三第1回監督作品です。 昨日ここに書き込んだ映画『おくりびと』では、納棺を生業としている会社の社長役だった山崎努さんが、こちらでは遺族の役で登場しています。 夫婦そろって俳優である、侘助と千鶴子(山崎努&宮本信子)。 ある日、千鶴子の父が亡くなりました。 お葬式を出すのなんてまったくの初体験なので、ふたりは慌てふためきます。 肉親が死んだからっていちいち悲しんでる場合じゃない。 とにかく葬儀をつつがなく終わらせなければ。 そんな現実的な心理が、ブラックユーモアたっぷりに淡々と描かれていきます。 どーにかこーにか式を無事に済ませ、特に仲がいいわけでもなんでもないのに集まった親戚一同を見送り、やれやれとばかりにホッと息をつくのでした。 この映画、伊丹十三監督が、自分の義理の父親の葬儀での体験を元にして作ったとか。 『おくりびと』では、いかに愛情をこめて死者を旅立たせるかをクローズアップしてましたけど。 この『お葬式』は、そんな感情をまるっきり取っ払ってしまったところにおかしさがあるわけです。 「死」というテーマひとつを取ってみても、いろんな描き方があるもんですね! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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