『プリンセス・トヨトミ』――直木賞候補作の映画化!
現在、『プリンセス・トヨトミ』っていう映画が公開されてますよね。同名小説の映画化作品で、原作は万城目学。(この苗字、「まきめ」って読むって知ったのかなり最近です) プリンセス・トヨトミ (文春文庫) (文庫) / 万城目学/著『鴨川ホルモー』では京都を、『鹿男あをによし』では奈良を舞台にした作品を世に送り出してきた同筆者が、次に挑んだのは大阪!関西をテーマにした作品3作目です。【送料無料】鴨川ホルモー【送料無料】鹿男あをによし『鴨川ホルモー』は、2009年に本広克行監督・山田孝之主演によって実写映画が公開されてます。【25%OFF】[DVD] 鴨川ホルモー今回の『プリンセス・トヨトミ』では、『鹿男あをによし』のドラマ化作品の製作チームが再結集。ドラマでヒロインを務めていた綾瀬はるかさんが、こちらでもメインキャストで登場しています。【グッドスマイル】鹿男あをによし DVD-BOX ディレクターズカット完全版(DVD) ◆25%OFF!他にも堤真一さんや岡田将生さんに中井貴一さんなど、豪華キャストが名を連ね、話題を呼びまくってるようです。『鹿男あをによし』で主演だった玉木宏さんも、カメオ出演してます。ただ、検索してみると、案外酷評が多いみたいで。観てみると、なんとなく理由がわかるような気がするんですよね。大阪全停止。大阪国大統領。豊臣の末裔。などなど、興味深いキーワードがCMでもちりばめられていたので、期待していたのですが。多分原作小説では、これらの要素を相当奥深くまで練りこんでいて、じっくり考察してるんでしょうけど。文庫本も、結構な厚さですから。映画のほうは、そんな分厚い小説を無理矢理2時間程度に縮めたって感じ満載なのです。なんか表面をサラッと描いただけのような。実在の都市に、これほど奇抜で大胆な要素を盛り込んだ発想は、たいしたもんです。でもそれは、万城目学さんの度胸と力量によるものですしね。やっぱ難しいですよね。第141回直木賞候補作にまでなった作品を、原作の魅力をそのままに実写化するってのは。「もう少しがんばりましょう」ってトコかな~。