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カテゴリ:洋画サスペンス
この映画では、ヘレナ・ボナム・カーターは、強烈なくらいインパクトのある役柄で出演してます。 特殊メイクとかするよりも、よっぽど印象に残りそうな。 【中古】DVD ファイト・クラブ <期間限定生産版>/サスペンス・ミステリー 『ファイト・クラブ』(1999年) 実はこの映画、2月12日から3日間にわたって語ったばかりなんですけどね。 ぼくは気に入った作品なら、たしかに2度も3度もこのブログで紹介しています。 でもこんなに早くこの映画を再登場させることになるとは、思っていませんでした。 エドワード・ノートン扮する主人公は、金融関係の仕事をしている平凡な会社員。 暮らし向きは裕福そのもの。 でも最近は不眠症に悩まされ、精神的に不安定な日々を送っていました。 都心の高級なマンションに、独り暮らし。 部屋は、モダンな家具に洗練されたインテリアと、まるで雑誌に出てくるような完璧な生活空間。 それでもなぜか彼の心は満たされないまま。 あるとき、世の中にはもっと苦しむ者がいるという精神科の医者の雑談をヒントに、末期ガン患者や結核患者などの自助グループに、偽患者として通うようになりました。 そこで癌患者たちの心の叫びを聞いているうちに、彼の精神は安らぎを覚えるようになり、睡眠もとれるようになったのでした。 ところが主人公は、自分と同じように自助グループをハシゴしているマーラ・シンガーという女性と出会います。 ケバイメイクにふてぶてしい態度の彼女は、どう見ても癌患者には見えず、グループ内において完全に浮きまくり。 つまり、主人公と同じ偽患者なわけです。 このマーラ・シンガー(ヘレナ・ボナム・カーター)。 コイランドリーの服を盗んで古着屋に売り、老人給食サービスの弁当をくすねてなんとかその日の生活を食いつなぐ、まさに最低女。 高級マンションに住み、金銭的に不自由のない生活を送っている主人公とは、正反対の人種。 しかし。 心の安息を求めて自助グループに通っているという点においては、主人公とそっくりなのです。 まったく異なる生活を送っていながら、精神面ではまるで自分が否定したい部分を具現化したような女性・マーラ・シンガー。 自分の嫌な部分を見せ付けられた気がしてしまい、主人公は、彼女の存在によって再び不眠症に陥っていくのでした。 ……なんとなく、社会の歯車として、流されるように生きてきた主人公。 一社会人としては当たり前のことなのに、そんな自分に、無意識のうちに嫌気がさしていました。 それでもレールからはずれる度胸などなく、悶々とした生活に耐えるだけの日々。 そんなある日、タイラー(ブラッド・ピット)という男と出会います。 自信満々にしてアウトロータイプ。 女性にモテモテ。 まさに、主人公がほしかったものをすべて兼ね備えたような男性でした。 タイラーとマーラ・シンガー。 この主人公とは正反対のふたりとの出会いが、彼のその後の人生を、大きく変えていくのでした……。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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もっちんママさん
以前紹介したカキコには、ヘレナ・ボナム・カーターは出てきませんでしたよね。 ストーリーの語り口からして、そういう流れになっていたもので。 でも結構重要な役どころでしたよ。 先日紹介した『フランケンシュタイン』(1994年)のときとは、キャラクターは大分違います。 でも意外なくらい、役に自然に入り込んでましたよ。 ああいうヘレナ・ボナム・カーターも、別の意味で魅力的で、よかったです。 (2011.04.18 13:05:49) |