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喜多山栄の乗って、歩いて、湯に浸かり…

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2007.04.07
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カテゴリ:銭湯

 今日入った銭湯は「天然温泉 宮の湯 熱田」(名古屋市熱田区桜田町20-7)です。休日料金で大人650円でした。

 「おや?お題は『日帰り温泉』じゃないの?」と言われそうですが、あえて「銭湯」の記事にしました。ここも、サウナ、ジャグジー、電気風呂、露天風呂などを備えた典型的なスーパー銭湯です。マッサージルームや食事処のほかに理髪室もあります。

“天然温泉”宮の湯 熱田店 

 「天然温泉」を名乗っていますが、独自源泉があるわけではなく、岐阜県や長野県から運ばれてくる温泉を沸かして露天風呂のみで使われています。タンクローリーで運搬されたいわゆる「運び湯」です。

 「運び湯」自体は江戸時代にかの将軍徳川家康が熱海のお湯を樽に詰めて江戸まで運ばせたという話もあるほどですから珍しいことではありません。流行りの「温泉スタンド」も運び湯の典型例です。ポリタンクに詰めた源泉を自宅の風呂で沸かしなおして入るわけですから。

 問題はその使い方です。自宅の風呂の湯を何度も沸かしなおして入る人は少ないでしょう。しかしスーパー銭湯ではろ過、循環しながら何度も使い回すわけです。今日入った「宮の湯」では露天風呂に「板取川温泉」(岐阜県)のお湯が使われていました。無色透明、無味無臭です。浴槽の壁には温泉分析書と別表を書いたプレートが差し込まれていました。

 浴場の入口に「来月の温泉はみのわ温泉(長野県)です」と掲示してありました。温泉は月替わりというわけですね。

 浴槽のオーバーフローとおぼしき排水口の上には「循環口です。タンやツバをはいてはいけません」との表示。オーバーフローも循環とは実に無駄がなく効率的ともいえますが、新しいお湯がどのくらいの割合で補充されているのかは不明です。

 この銭湯はこれまで何度も利用しておりますが、温泉浴槽に使用されている源泉には一定の法則があるように思えてきました。無色透明、無味無臭、アルカリ性単純温泉かナトリウム炭酸水素塩泉。今日の板取川温泉、来月のみのわ温泉、あと飛騨川温泉や、榊原温泉。どこも共通しています。長期連続利用しても色や匂いが変わったりしない泉質ということです。あえて言うならば「温泉ですよ」と言わなければ気がつかない程度のお湯だということです。

 「月替わり湯」ということで、もし1ヵ月に1回しかお湯が換えられていないとしたら、おぞましき事態です。ありえそうな話ですが。お湯がスベスベするのも人の皮脂がたっぷり溶け込んでいるからかもしれません。きちんと消毒しているのならばお湯が原因で病気になったりしたりはしないと思いますが。

 「天然温泉」であることは事実でしょう。でもどこかで線引きをしないといけないと思います。私がここを「温泉」ではなく「銭湯」のカテゴリに分類して記事にしたのも運び湯という施設の性格上の問題、お湯の運搬頻度が分からないという問題という点が明りょうだからであります。看板に「天然温泉」と大書するのはいかがなものかと私は考えます。

 スーパー銭湯としての同施設は、実に大衆的で気軽に利用できることもあって私は好きです。だからリピーターとして何度も訪れています。でもはじめは物珍しさもあって、運び湯の温泉浴槽に喜んで入りましたが、最近は温泉浴槽に1回は「ドボン」と浸かりはしますが、内湯にある普通の沸かし湯や薬湯に浸かっている時間の方が長いと思います。

 頻繁に岐阜県や長野県に行ける人ばかりではありません。せめてもの温泉気分を味わうことはいいことでしょう。LPガスなどの燃料の販売を手がけているという経営者もいいところに目をつけたと思います。願わくは、ここの運び湯に浸かったお客さんが「今度の休みは源泉地の岐阜県や長野県の温泉に行ってみよう」という人が増えるといいなということです。運び湯だけの評価で温泉そのものが嫌われてしまったら目も当てられません。

 運び湯を売りにしているスーパー銭湯はここだけではありません。私は先述したように「銭湯」と割り切って入浴しています。当然温泉入浴の件数のカウントには入れていません。また新しい取材ができたらレポートします。

日帰り温泉東海・北陸・南信州(2007)


  

 





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Last updated  2007.04.08 00:25:58
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