|
テーマ:鉄道雑談(1519)
カテゴリ:鉄道
私が釧路駅から乗り込んだ釧網本線の列車は川湯温泉行きの普通列車。キハ54形気動車の単行でした。同型は国鉄末期にJR北海道とJR四国向けに2台エンジン、ステンレス車体で製造された形式。四国向けはトイレなし、ロングシートでバス用の折戸を使用していますが、極寒地である北海道向けのグループは2重窓、デッキつきで入口は引き戸、長距離運用に備えてトイレも付いています。
釧網本線 キハ54 posted by (C)喜多山栄 登場時は宗谷本線急行「礼文」向けの転換クロスシート装備車を除いて、固定式のセミクロスシート(ボックスシート)の車内でしたが、20年を経て一定のマイナーチェンジが施されています。 釧路~川湯温泉 行先表示 posted by (C)喜多山栄 私が乗った釧網本線向けの車両は、特急形車両の発生品のリクライニングシート装備でした。回転機能はなく、車両中央に向けて“集団見合い”式に固定されています。特急形車両発生品のシートを一般車両に転用する場合、回転機能はともかくリクライニング機能まで固定してしまうこともあるだけに、うれしいことです。シートと窓の並びはあっていないので、景色を楽しみたい場合は要注意です。天井にはJNRマーク入りの扇風機が健在でした。涼しい北海道なので冷房は付いていません。 キハ54 扇風機 JNRの表示健在 posted by (C)喜多山栄 摩周で大半の乗客が下車。同駅はかつては弟子屈(てしかが)といわれた駅で同町の中心駅。屈斜路湖や摩周湖へのアクセスの拠点でもあります。そこからさらに2駅、釧路から約1時間半で川湯温泉に到着します。 川湯温泉 駅名票 posted by (C)喜多山栄 同駅もかつては川湯と呼ばれていた駅ですが改称されています。広い構内と立派な駅舎を持つ駅ですが無人駅。運賃は車内精算です。駅舎にはレストランが入っています。 川湯温泉 駅舎 posted by (C)喜多山栄 川湯温泉街は駅から約4キロ離れており、バスが接続していますが私は乗らずに見送りました。泉質は異なりますが、駅周辺にも温泉があることを調べてあったので入湯を優先し、温泉街へはタクシーを利用することにしました。次のバスまで4時間以上間隔が空くのでやむを得ません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[鉄道] カテゴリの最新記事
|