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テーマ:国内旅行について(2494)
カテゴリ:クルマ・ドライブ
名古屋市民が「水道の水はどこから来ているか」と聞かれたら半ば条件反射的に「木曽川」と答えることでしょう。名古屋市内のみならず、愛知県の尾張部の水道用水は木曽川に依存しています。30年前、小学校の社会科で習ったことでもあります。
![]() 岩屋ダムえん堤入口 posted by (C)喜多山栄 当時、学校では「岐阜県にある岩屋ダムにためてある水を放流して下流の犬山市と尾西市(現在は一宮市に合併)で取水して浄水場まで管で運んでいる」と習ったものです。 でも「木曽川って、長野県のほうが源流ではなかったのかな?」と素朴ながら疑問を抱いたことがありました、また渇水に悩んでいた愛知県の知多半島の農業用水をまかなうために“愛知用水”が引かれ、長野県王滝村の牧尾ダムが水がめとも習いました。 ![]() 岩屋ダム下流側1 posted by (C)喜多山栄 地図を開いて、長野県の源流部にあるダムが牧尾ダムで、途中で合流する支流・飛騨川の上流にあるダムが岩屋ダムであることがわかり、一応解決しました。 成人してから、川の水には“水利権”という難しい権利があって、ダムの貯水率が下流の水利用者を左右するということも知りました。深入りは避けますが「川(取水口近く)に水が流れていてもダムが空だから渇水」とうまか不思議な事態も起こります。 ![]() 岩屋ダム下流側2 posted by (C)喜多山栄 後年、阿木川ダム(岐阜県)、味噌川ダム(長野県)といった新しい水がめができているので、30年前に習った常識は崩れていますが、岩屋ダムまで行ってみることにしました。 今では市町村合併で下呂市になっていますが、地理的には旧益田郡金山町になります。JRでいえば飛騨金山から北西方向に伸びる馬瀬川の上流に岩屋ダムがあります。 ![]() 岩屋ダム上流側1 posted by (C)喜多山栄 巨大なロックフィルダムです。土と岩を積み重ねて水をせき止めています。えん堤にはダムについての解説書きもあって、下流のダムと連携した揚水式発電も行っているとのこと。 ![]() 岩屋ダム上流側2 posted by (C)喜多山栄 書き出したらきりがないのですが“水道水にも多額のお金がかかっている”ということを実感させられます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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