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カテゴリ:エロい人
オフ会の昔話。数年前に、不倫をする主婦やセックスを赤裸々に語る女性の集まりの御呼ばれにあずかった。そのコミュニティーの住人だったのだ、男の私も。この男は安全だということだったのかな。
それで、何人かの女性と席を共にしたのだが、ある奥さん(といっても数名のセックスフレンドがいて情事を日記に書いている人だが)が、ぬっと、前に立ち、CDを出した。その人が参加しているアマチュアバンド(いや、インディーズバンドと言わないと怒られるのかな)のCDで、笑いながら上から目線で 「1500円でいいのよ。」 という。”本当は3000円だけど、アナタは仲間だから、特別に1500円にしてあげるわ。”というかんじ。私のリアクションは顔にたて線三本のちびまる子ちゃんのような状況であったが、失礼があってはならぬと思い、矢継ぎ早に財布を取り出してお金を払った。あたりを見回すと、みなさん購入しておられた。こCDを配るAさんは、ウェブダイアリの文章を読んでいても、なんとなくそんなキャラクターが垣間見られる方であったが、リアルにそんな出来事があると、とうぜん驚いた。 実を言えばそのAさんとは、その前の年にも3人でオフ会をしており、その際にも「1500円でいいのよ!」という出来事があったのだ。そのときは1stアルバムであった。 悪いけど、いらないよ。 っていえないオレってなんだ。私の日記を熟読されている女性である。私がロック好きで、しばしば音楽レビューを書いていることを十分に承知していての行動なのである。「聴いてみてくれませんか?」と懇願されたなら、聴いたかもしれない。でもできれば、こちらから聴かせて下さいという気持ちになったモノ以外は聴きたくない。 そのですね、彼女は私の感想を待っているわけなんですよ。 1stアルバムの時は適当にやり過ごした。2ndアルバムの時には『感想、待ってるよ!』なんてBBSに書き込みをされた。なんて憂鬱な書き込みなんだ! 実は私は1stも2ndも封さえ切っていないのだ。もう、買っただけで勘弁してくださいよという気分なのだ。私が、感想を書かないので、彼女の私に対する扱いは急速にぞんざいになり、しまいにはケンカ別れになった。私の日記を4年前から読まれている人の中には察しがつく人がいるかもしれない。 でも、ネットにおけるコミュニティーを私よりもよく理解していた男性は、彼女がネット上にアップした音楽にこのうえない賛美を送っていた。彼はオトナだな。私にとってその音楽は賛美の送りようのないシロモノだった。 封すら開けずにいる私の行動は、じつはとても思慮深いものなのだがな。 聴いてしまって、つまらないと思ったものを「おもしろかったです。」とコメントすることの方が失礼ではないかと思うのだ。ジャケットを見た瞬間に嗅覚が働いて、私が聴くべきものではないと感じた。それを、日記で書くわけにはいかないから沈黙していたのだ。そのへんに彼女は最後まで気づかなかった。今後もこのような出来事について気づかない人生を送っていくであろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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