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電源ノイズフィルターが割り込んできたので、製作を後回しにしていた
パワーアンプに着手しました。 電源ノイズフィルターの前に製作した「定電圧電源」は、これから製作 するアンプのために事前に準備したモノです。 思い返せば、約50年にわたってアンプを作り続けてきましたが、自分の 好みに合うといいますか、肌に合うアンプというのがだんだんわかって きて、真空管なら「三極管シングル」、半導体なら「MOS-FET単段プッ シュプル」に絞られてきました。 どちらも無帰還が前提なのでスピーカーを選びます。 「JBL4530」のようなシアタースピーカーや「JBL4333A」のようなスタ ジオモニターなどとのマッチングはバッチリなのですが、「CELESTION SL-6」のようなBBCモニター系スピーカーとの相性はイマイチです。 DFが低いので、低域の締りのないボケた音になりがちなのはやむをえない ところです。 で、「CELESTION」用として終段がMOS-FETデバイスでギンギンにNFを かけた高DFのアンプをつくらねば・・と思いながら時間ばかりが過ぎて おりました。 数ヶ月前になりますが「共立エレショップ」の新製品コーナーで「TDA 7294」が紹介されていました。 数年前に発売されたモノで、新しくはないのですが市場の評価が定着した ・・というコトでしょうか。 コレは終段にMOS-FETを採用したアナログパワーICで以前から気にはなっ ていたのですがなぜか購入のチャンスを逸しておりました。 で、あわてて「デジット」へ行って2個買ってきました。 1個 1,300円でした。 コレは「STマイクロ」社製なのですが「TDA」という品番が気になります。 音の良さに定評のある「フィリップス」社の「TDA1552Q」と同じなんです。 「STマイクロ」社は「フィリップス」社とアライアンスを組んでいるので ひょっとしたらこのICの開発には「フィリップス」社が関与しているのか も知れません。 ワタシの勝手な予測ですが、そう信じたいところです。 で、データシート通りの回路定数でいつものユニバーサル基板に組み立て たらこんなカンジです。 基板を上から見たらこんなカンジです。 基板を裏から見たらこんなカンジです。 このICは「モノ」構成ですのでステレオにするには2台必要です。 で、ちょっとメンドーですが同じものを2台組み立てました。 次は、テストベンチに組み付けて、特性計測と試聴へと進むコトにします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015.09.27 10:50:09
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