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活字と植物メンテ、クラシックの日々

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2004/10/10
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カテゴリ:メディア
東京にいた頃、朝夕のラッシュアワーはとても楽しみだった。

満員電車に乗るのは苦痛だったが、駅ホームで電車を待っている時、私は必ず、売店の前をウロウロしていた。売店の目立つ場所に、到着したばかりのタブロイド紙、スポーツ紙の見出しが踊っていたからである。

活字が大好き。といっても読書量は他の人に比べるとたいしたことないのだが、新聞の活字を見るのがとにかく好きなのである。見出しは記事がどんなふうに重要か訴えるものなので、色や大きさ、形、そしてことばが工夫されている。私はそんな見出しをなめまわすように見て、楽しんでいたのだ。

あんまりウロウロしていると売店のおばさんに変な目で見られる。だから、時にはガムを買う。コーヒーを買う…。タブロイド紙、スポーツ紙は、気になるのだが買う勇気がない。それは、女の子の露な姿が出てくるからである。あれをもうちょっと減らしてくれたら…堂々と買うのに。最近は、エッチ写真を無くしたというスポーツ紙もあるらしいが。

当時、知り合いから聞いた話によると『東スポは冗談が多い』ということだった。いや、ある部分は事実なのだろうが、記者自身がいろいろと話を膨らませ、楽しんでいるのかもしれない。
今はホームページでその日の紙面の見出しを公開しているようだが、先ほど見たら、あの某テニスプレーヤーの胸をカメラ小僧が狙っていたとかなんとか。よく見ているなぁ。この見出しにひかれて買う人もいるのだろうなぁ。
それから『祝!東スポ21世紀!』という一文があった。これって何? 東スポが何周年、というわけでもなさそうだが…とにかく、東スポが21世紀の祝いで、いろいろな著名人が応援している、らしい。


東スポで以前、私は買おうかどうしようか、迷ったことがある。
一面に、このような見出しがあったからだ。

さんましのぶの離婚原因 ジミー大西の居候

売店の前で吹き出しそうになった。
自分の運転手でもあった弟子のジミーちゃんを可愛がっていたようだから、ジミーちゃんが居候したことはありうるかもしれない。それに対し、仕事も家庭も忙しい奥さんが「どうして住まわせるのよ!?」と腹を立てたこともありうるかもしれない…。私の頭の中に、この3人の顔が浮かんできたのは言うまでもない。

しかし…結局買えなかった。東スポ。
今では、真実はどうだったのか、まったく知る由もないが。


恋愛カウンセラーでもある、ライターの安藤房子さんが、毎週土曜日、東京スポーツで『不倫の理由』という連載をはじめたという。これは真実。安藤さんがこれまで多くの取材を重ね、文章にまとめたものだ。あぁ、読みたい。読みたい。読みたい。

オホーツクに来てから、東スポを見ていない。JRが廃線になっているため、駅の売店で買うのは不可能だ。コンビニでは置いてあるのかもしれないが、私は道新スポーツ(東京のサンスポと提携しているらしい)くらいしか発見していない…。

もっともっと探しに行こう。そして買ってみたいな、東スポ。

東スポさん、エッチ写真はあまり載せないでね。





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Last updated  2004/10/20 02:39:28 PM


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