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テーマ:今日の出来事(292682)
カテゴリ:田舎暮らし
でも…なんとか無事に出せました…。
祭日だったが、ダンナはウィークデーは出勤なのでいつも通り6時過ぎに出かけていった。 そして…私は、朝8時から図書館まつりのお手伝いをすることになっていた。 ひとりで茶の間の片付けなどしていた私は、茶の間の石油ストーブの煙突の上部で、何かがバタバタしている音を聞いた。 「もしかすると」 鳥かもしれない、と思った。でも、いずれ外に出ていくのだろう。 しかし、バタバタという音が続いた後、急に「スルスルスル~」という、何かを引きずるような音が聞こえ、その直後、急に煙突の中がひどく慌しくなった。中で、必死でもがいているようだ。 私は怖くなった。 ストーブの中に、落ちてしまったのだろうか…。 ストーブは少し前に消していた。まだそれほど寒くないので、私がひとりでいる時間はできるだけ消しているのだ。 バタバタ暴れる音、そしてときどき、ピピピという声も聞こえる。 鳥だったら…このまま中に入ったままだったら… ストーブをつけたら大変なことになってしまう。 焼き鳥… という言葉を連想してしまい、気持ち悪くなった。 煙突の中はまったく見えない。 中にどんな鳥が入っているのか、どんな姿なのか、まったくわからない… 騒がしい音がするばかりだった。 私はうろたえていたのだが、 とうとう図書館に行く時間になってしまった。 できれば…出かけているうちに、 煙突の中を引き返し、外に出ていってほしい。 そう願いながら、私は出かけていった。 おまつりがひととおり終わり、私は夕方帰ってきた。 茶の間は静かだ。 鳥は逃げていったのか…それとも…中で衰弱してしまったのか…。 私は煙突の表面をコンコンと叩いた。 音がしない…。 しかし、しばらくすると、またバタバタと音が出てきた。 私は少しホッとした。 「煙突をはずして、逃がせばいいんだよ。」 図書館にいた知り合いが、そう言っていた。 やはりひとり、いや、1匹では屋外には出られないようだ。 ダンナがあと1時間ほどすると帰って来る。 手伝ってもらって、鳥を出そう。 数日前、おりから飛び出した小動物を ダンナは捕まえておりに戻していた。 鳥ぐらいたいしたことないだろう。 それじゃあ、煙突をはずす準備だ。 とりあえず、私はストーブの製造会社のお客様相談室に電話した。 祭日だったが、札幌の窓口で電話に出てくれた。 「ああ、大丈夫ですよ。煙突をはずして、鳥を取っていただいて」 担当の人は、とても簡単そうに答えてくださる。 おそらく、煙突に鳥が入るなんてよくあるのだろう。 私の実家の場合は、 5階建ての市営アパートで集合煙突になっているため、 鳥が家庭の煙突に入り込んでくることはなかったのだが…。 ストーブ内部に隙間はあるが、とても小さいので、 鳥が内部に入り込むことはないらしい。 鳥は反射板というところに乗っているだろうから、 それを出せばよい。 そのあと煙突をつけて、ストーブを普通に使うことができるのだという。 ダンナが山から帰ってきた。さっそく私は、 「すいません、煙突から鳥を出してください」 と頼んだ。 驚いたダンナはさっそく煙突をはずしてくれたが、 やはり相談室で聞いた通り、 煙突を外したすぐの所の、反射板の上に乗っていた。 ダンナがつかもうとすると暴れたが、 やがてバタバタと窓の外に逃げていった。 鳥はスズメだった…。 朝から10時間近く入っていた。 ああ、こんなに簡単に出せるのなら、もっと早く出してやれば良かった…。 それにしても、ああ、怖かった。 冷蔵庫に鶏肉があるが…しばらく食べられないかもしれない。 ----------------------------------------------------- 皆様へ 私の友人が一念発起して専門学校に入学し、日々コツコツと学業に励み、鍼灸師さんになりました。 現在の勤め先でっす。 http://www.muse-kampo.com/guide_s/index.html 体調不良が気になる方、一度相談に行ってみてはいかがでしょう? 場所は東京の麻布十番です。 ----------------------------------------------------- <今日の公募!> ○B社原稿募集 エピソード 以上 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2004/11/05 02:07:44 PM
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