|
テーマ:不機嫌なジーン(143)
カテゴリ:メディア
なんばら ではなく みなみはら です。
1月から始まったドラマはみな、今週あたりで最終回だろうか? 私のお気に入りのドラマも・・・いよいよ終わってしまう。 世の奥様たちのハートをつかんだといわれる、 『不機嫌なジーン』の南原孝史教授。 公式サイトのBBSを見てみると、 最近は10代の女の子の書き込みが激増している。 ドラマの中で「サインくださ~い♪」と駆けて来る女の子たちと同様、 世間のティーンの心をも、わしづかみにしたらしい。 私は・・・どうなんだろう。 「この教授、変だよ!」と思いながらずっと観てきたが、 やっぱり、毎回の教授の名言に心ひかれる。 ほほぅ~とうなってしまったり、 ああ、そういう考え方もあるのか、と気持ちが楽になったり。 先日の放送で、なんと、教授がジンコと一緒に浴槽につかりながら、 人類について諭すシーン。 「滅亡するならすればいい。 人類だって、ほかの生物と同じだ。 やりすぎてやりすぎて、その末に生きてゆけなくなるとしたら、 滅亡すればいいんだよ。恐竜みたいに。 人類が消えたって、地球は何も困らない。 ・ ・ ・ もしも、2000万年ほどして 知能を持った生物が生まれてきたら、 彼らは俺たちの化石を見ながら 歴史の教科書にこう刻むかもしれない。 『その昔、ヒトという生き物がいた。 彼らはムダに悩み、ムダに資源を食い散らかしたあげく、 自滅していった』ってね。」 大衆芸能のテレビドラマが、 しかも、月9枠のトレンディ(?)ドラマが こんなこと語っていいのか? と心配になるけれど、 私は「このことば、けっこう真実かもしれないなぁ」と 思ってしまうのである。。。 悲しいけれど、人類滅亡に向かっているのかも・・・と。 ちなみに、ジンコは、 「アタシは、もっと違った未来があると思う!!!」 と反論し、風呂から出ていったのだが・・・。 南原教授は、自分で言っているとおり、本能で生きていると思う。 動物のように本能にしたがっているので、 一般人のように余計な雑念に乱されることが少なく、 ストレートに、真実を見出しているのかもしれない。 長年、生物学の研究を続けるうちに、自分自身で編み出した哲学があるのだろう。 そういう哲学の成り立ちをもっと知りたい、と思う。 教授のことをもっと知りたいと思う。 現在の教授は、どんなふうに生まれてきたのだろう。。。。。 ------------ 南原教授は・・・ フジテレビのドラマの制作会議の中で生まれた。 えっ? まじっすか? なぜなら・・・残念ながら、南原教授は 実際にはいない人だからだ。 南原教授、いるじゃん! 南原教授のように見えるのは・・・ 内野聖陽さんという役者さんだ。。。。 それでも、もう、内野さん以外の人が教授を演じるのは不可能だ。 内野さんだから、ああいう教授が作り上げられたんだろう。 テレビドラマは大勢のスタッフによって作られている。 脚本家、プロデューサー、ディレクター、そのほか、 もろもろの人々。 まず、長時間の会議で、 登場人物1人1人をどんなふうに表現するのか、 性格や趣味嗜好、家族構成、これまでの生い立ちなど 細かい部分まで話し合いで決められてゆくのだ。 脚本家さんがドラマの設計図、シナリオを書き上げるが、 それをみんなで読んだあとでまた会議が始まり、 ここをこうしてあれをああして、と いろいろと変更が相次ぎ、度重なる書き直し。 その後、ようやく完成した台本を役者さんに渡し、 役者さんとも話し合いながらいざ本番。 こんなふうにほとんど徹夜状態で 約3か月間のドラマ制作が続くようだ。 南原教授を作り上げるのは、 他の登場人物以上に手間がかかっただろう。 そして、このドラマには、 現実には棚上げのままの干拓問題が関係してくる。 そういえば・・・あの干潟、今、どうなっているんだろう。 思い出した人々が多かっただろう。 そう、あの問題もどうにかしなければいけないことだ。 ------------ もしかして、どこかの大学に、南原教授タイプの先生が 実在するのだろうか? そうだとしたら、どんな人なんだろう。 気になる。 どこかで、メイキング『不機嫌なジーン』とか やってくれないだろうか??? いや、もうすでに放送済みなんだろうか。 とにかく、来週の月曜日、最終回。 教授とお別れ、なのだ。 きっといつか、“スペシャル”は放送されるだろう、 と思うけどね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005/03/30 10:43:41 AM
[メディア] カテゴリの最新記事
|
|