繰り返しの謎。。
なんどもここで更新してるのですが、同じことを繰り返す毎日は必ず同じではありません。時間の流れがあるとして、「今」は過去の上書きですから、同じ朝の歯磨きのような習慣でも微妙に違っています。ブラシも消耗するのです。同じ服を着てるという場合にも、買った数年前と今では服自体古くなってます。我々の体も同様で、昨日と今日ではすでに違うのです。些細な事の違いが合体すると相当な違いになります。でもそれと一緒に生活しているとわかりにくいことがあるのです。子供が小さい時の成長は激しいので、一緒にいても驚くことがあり、しばらく会わないでいると本当にびっくりするようなことがありますね。ブリュッセルの郊外でも、今森のある所だけでなく、街の周りは殆ど森林だったようです。その中の低地の沼地が少しづつ乾いて街になっていったのです。盆地のパリは周りの丘は風車が回る田園風景が広がっていたようです。その一つがムーランルージュとなってますが。。諸行無常ですから、刻一刻と移ろいでいるのです。整理してると昔の身分証明用の写真が出てきました。髪の毛が長かったり短くなったり、丸々とした顔だったりしてその時その時で違ってます。もう二度と同じ写真を撮ることはできません。ただ、そのイメージが写真として残るだけです。記憶で上書きする時は、モノは残りません。そうやって変化してる今ここの毎日を繰り返しているのは、大きな変化に備えるためです。急に発生した変化を受け止めるには、さらにその繰り返しを続けていくことなのです。わかりにくいと思うのでこのへんにしておきますが、身の回りのことだけでなく、自分も変化しているということです。すべてが例外なく変化しているのです。それがわかれば毎日が同じだなんて退屈はしないはずです。一刻先は闇といいますが、光であるかもしれないのです。その毎日が迎えられることに感謝します。