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カテゴリ:グルメ
年末にいただいたドイツのおみやげバームクーヘンを食べ終えた。
これが何だか知らない日本人はまずいないだろう。 抹茶のバームクーヘンというのを楽天市場で購入したが、確かにバームクーヘンで あった。 昔、あれは樹の年輪だと言われて、歯が欠けるのではないかと心配したこともある。 ところが、実物はほんわりしていて、甘くておいしかった。でもゆっくりと口の中で 溶かして食べたのを覚えている。それ以後は一枚づつはがして食べたりしたこともあ る。 その年輪ケーキを食べる際に、中央の穴の中に押し込められたアルミホイルにからん だ一枚の口上書きを引っこ抜いた。もちろんドイツ語だった。しばらくドイツ語とは 仲良くしていなかったので、ちょっと不安だったが、ちらりと見ると、食べ方が絵で 載っていた。どうやって切るかというもので、説明文も至極簡単であった。 気を許して最初のほうを見ると、(読むと)このケーキのオリジンが載っていた。 なんと、なんと、な~んと、バウムクーヘンはギリシャ発祥のお菓子らしい。 オランダ国家の国花のようなチューリップがトルコ出身であるというのも驚いたが、 今や日本の茶の間の国民菓子と化したバームクーヘンがギリシャ生まれであるとは… 世の中おもしろいことが多いものだ。 ベルギーやオランダあたりでとれた数の子が札幌で手に入るのもおもしろい話だが、 我々が住むこの世界には実にいろいろな物が旅行しているということである。 私はアフリカでとれる小豆を煮てぜんざいを作ったことがある。フレンチセパージの ワインだけでなく、肥沃が残っているアフリカでは欧州種のりんごなどの果物も作っ て、ヨーロッパに輸出している。これは旅行というよりは、トルコの花で大儲けして いるオランダ人、更に彼らはジパングにも来ているが、アフリカのダイヤモンドでこ れまた、しこたま儲けている商売魂実に逞しいひとたちの為せる技であるというほう がふさわしいと思うのである。 ついでに、ワーテルローと言う名も各地で使われているが、歌にもなったが、ワーテ ルローの戦いのワーテルローはベルギー、ブリュッセルから南へ15キロメートルほ ど行ったところにある。古戦場として今は何も無い畑の真ん中にポツンとライオンの 山がある。この戦いではナポレオンが敗れてウェリントン率いるイギリス軍が勝った にもかかわらず、この地を訪れる人たちは、ナポレオンを讃えにくるようである。 こちらはコルシカ人であるが、フランスからベルギーからドイツ、ロシアまで攻めて 敗れて、その際にその各地で置き土産をしたまさに、さまよえるナポレオンであっ た。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年01月05日 18時51分54秒
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