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この日は亡き父の誕生日であって、毎年チョコレートを買ってあげていた。
グルメの父が満足するには、そこいらで買えるチョコレートではだめで、遠くまで求めて行ったのを思い出す。 ヨーロッパでもST.VALENTINEの日は一応恋人たちの日である。 レストランでは特別予約も受け付けるところもある。商店でも特別セールがある。しかしクリスマスほどではない。何かひっそりと行われる儀式みたいである。花屋が大忙しの日であるという。 それに忘れてはならないのが赤色である。ハートの色としてあちこちで目に飛び込んでくる。血の色でもある。 牡牛が、というより観衆が興奮するのも赤であり、赤勝て、白勝ての赤であり、紅白歌合戦の女性軍であり、赤狩の赤でもある。 その赤と白を混ぜたピンク色が好きだった父はもう居ない。 赤色は各国の国旗によく見られる色である。昔赤の塗料はすぐにはげてしまう色だったのが、いつのまにか、いつまでたっても赤々しく残るようになった。今度狂う回教徒たちに燃されたデンマークの旗にも赤があった。 朱塗りのお椀は金持ちが使う。特にお殿様用である。しかし毎日使うと朱の毒が体に出てよくないと聞いた。実家では、普通の塗りのお椀であった。 紅いくちびるがわななと震え、思いもかけなかったその一言が。。。 赤い腰巻も色気がある。スポーツ家が好む色であるとも言う。 魔よけの赤、赤ちゃんの赤、赤紙の赤、レッドカードの赤、真っ赤な嘘の赤、日本の赤い太陽の赤、フェラーリの赤、唐辛子の赤、、、と続いていくく。 あぁ、もう「あか」ん。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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