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カテゴリ:ベルギー
どちらもベルギーの街である。
アントワーペンは港街でハイファッションのブリュッセルの北にあり、アムステルダムに行く途中である。車で半時間、電車で約40分である。今の私のお気に入りの街で、しょっちゅう行く ワーテルローはブリュッセルの南15キロで、電車よりもバスや自動車で行くほうが便利。一本道だから自転車でもいいし、走っていってもいい。 ここはナポレオンが率いるフランス軍がオランダ軍、プロシア軍、イギリス軍と戦ったところである。この名の街はイギリスにもあるし、アメリカにもあるし、確かオーストラリアにもあるのであるが、ナポレオンが敗れたところはベルギーのここである。今でもそのモニュメントは残っており、世界中から人々がやってくる。中心になっているのは、226階段で昇れるライオンの山である。管理料をまかなうためか、安いが料金を支払ってからアクセスできる。周りは畑、といっても何もつくらない畑が広がっている。この土地は私有地なのだが、耕さないということになっているらしい。 ブリュッセルに来たら、一度は近くを通るか、鉄の巨大ライオンの足元まで行って遠くを眺めよう。私は以前自家用車があった時、しょっちゅう買い物に出掛けていた。駐車が楽であることと、静かに買い物が出来るというメリットからだった。 帰り際には必ずライオンの丘まで足をのばしていた。一度夕方のこと、管理所が閉まっていて、誰も居ない時間、しかし夏だったのでまだ明るい空だった。息子も小さかった頃のことだが、裏側の工事中の柵の穴から入り込み、226段の階段とは反対側を歩いて昇って頂上まで行き、夕陽を眺めたものだった。この夕陽は最高にきれかった。同じようなことを考える者が他にもいて、我々親子だけではなかった。階段を上がるよりもずっと楽で楽しかった。普段は絶対に階段以外のところは行けないし、もう工事も無いので柵の穴もないからあの夕陽も観ることはできない。 下の管理、観光センターではワーテルローの戦い記念品が売っている。ビールもちょっと甘いが土地のビールがある。レストランやカフェーが数件、ホテルも一件ほどあるだけである。昔から素朴で幾分寂れたようなところである。ところが、夏は観光客でテラスは一杯になる。冬はがらがらである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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