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カテゴリ:映画
ここらへんでちょっと映画のことを。。。
オニオンお気に入りの中国映画「一個都不能少」(原題)、 「あの子を捜して」(日本語のタイトル)です。 古い中国から新しい中国になろうとしている時代の農村を舞台にしています。 そこには電話も無ければ、テレビも無い、洗濯機も無し、水洗トイレも無し、子供た ちはコカコーラも飲んだことが無いのです。しかし、ただそこには農民たちが生活し ているのです。明るい素朴な子供たちが生きています。誰も悪い人間はいないので す。 これを最初に観たのはブリュッセルの中国語アカデミーの新年映画会でした。 よく似た映画はたくさんありますが、近代化していく前の中国を見る一本としてお勧 めです。 オニオンが特に気に入っているのは、ヒロインの頑なさです。 今の子供たちはあきらめが早い。しつこくない。ねっとりさがない。 洗っても、洗っても落ちないあのぬめり。。がなつかしいのです。 きれいな女性やコンフーの画面は全くありませんが、深い中国の代表的作品です。 地味です。きっと貸しビデオ屋さんにもあると思います。 最後のほうで、男の子にアナウンサーが聞きます。「街で何が一番印象に残って る?」 彼は少し考えるようにして、「街はとてもいい。…でも、なんと言うか、忘れないの は食べ物を乞うということだ。」 では、次回はもう一本別の作品を語りましょうか。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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