|
カテゴリ:ベルギー
試験勉強にはうってつけの天気である。 外で濡れるよりは屋内で勉強である。それに寒くないので、ヒーターが効かなくてもなんとかしのげる。ちなみにオランダ語の教室では、相変わらずヒーター無しの授業が続いている。16℃くらいはあるだろうか。。オニオン宅もいつも冷ややかなので慣れている。ヒーターが効いていたら暑いくらいである。来週の試験もこのまま突入である。 自宅で一度完全にヒーターが効かなくなって二週間ほど、寒い時を過ごしたが、それでも11℃はあったので凍死はしなかった。ただ、夜中に足元から冷え込むのが感じられた。ちょうどその時に入った翻訳を夜やっていて、オニオンはショートカットしてしまったのである。そこで家主あてに一筆書いてもらうために弁護士を訪ねたりして。。。その手紙代は翻訳料そのものであったので、何のための夜仕事かわからなかった。 以前にも似たようなことがあった。旅行中というか、腰をおちつけていないジュネイヴで翻訳の仕事を得たので一生懸命にやったところ、やりすぎてか歯の神経を起こしてしまったらしく、痛くてたまらないので高いイラン人の歯医者に治してもらうのが、うまく言い込められて瀬戸物の冠をつけることになり、無保険の当時オニオンはその翻訳料を使い果たしたのである。さらに、翻訳料の小切手を銀行の窓口で現金にしてもらうのが、お札が一枚足らず(窓口では枚数を目の前で数えてからもらうのだが、なぜかこのときだけはそのままもらった)、いくら捜しても、考えても足りなかったのである。そこで歯の瀬戸冠代と同額になってしまったのだ。悔しいのなんのって。。抗議に引き返したが、本人は帰宅してしまっているし、窓口は親切で丁寧だが同僚の味方である。「何の恨みも無いが私が確認していなかった、私が悪いんだけど、それでも彼女(たまたま東洋人で、おそらく旦那がスイス人)に訊ねてくれまへんか~」と食い下がったオニオン。しかし、あきらめるしかなかった。。。あのスイス人め、、、高い授業料だったが、20年以上たった今も有効である。 なんせ場所は銀行の国スイスなのだから。。しかし、なぜあの時に限って数えていなかったか。。?だ。以後お互いのためにも時間はかかっても数えてもらうし、自分でも数えることにしている。 言ってみれば、歯代が高すぎたのだ。宿泊代も出ない。しかもスイス人の知人の紹介なのだ。オニオンの父が出すのだからと思ってか調子に乗ってたのではないか?が、コミッションは取ってないだろうな?! なぜ、どうして?ジュネイヴの不思議のひとつである。 というのも、そのあとパリに戻ってその治療したはずの歯が痛み出したのである。その後いろいろあって今度はスペイン人の歯医者にたどりつき、まともな治療を受けて、白金の冠に替えてもらった。オニオンの父がつきあってくれたのであった。ありがとう、お父上。それからはその冠は20年以上びくともしていない。これこそ歯医者も、びっくりかんかんである。 長くなってしまったが、この雨と冬の景色はオニオンにあの銀行国の窓口の奥のポスターを思い出させたのである。 *瀬戸物といっても、瀬戸でできたものでははもちろんない。ポーセリンとかいうやつである。セラミックともいうのだっけ?包丁も砥げるものだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年01月18日 22時39分26秒
コメント(0) | コメントを書く
[ベルギー] カテゴリの最新記事
|
|