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カテゴリ:園芸
こちらでは殆どのクリスマスツリーは本物の樹です。12月になるとあちこちでマーケットがたちます。サイズは様々で値段も様々です。
もちろんプラスティックのものもあります。しかしながら、あの香りはプラスティックではしませんね。。 さて、オニオンが3歳くらいでしょうか、その頃には両親の親の家を出てアパートに来ていました。その頃には父が珍しい本物のツリーを持って帰ってきたのです。あの香りまだはっきりと覚えています。サイズは極小でしたが本物の樹だったのです。神戸の方にガイジンさんの知り合いがあったのでその関係なのか、どこからか伐ってきたのか、どこからかまるでサンタさんの様に持って帰ってきたのでした。それはそれは可愛いツリーでしたが、母と飾って部屋の隅っこの父のお気に入りのステレオの横に置いてありました。自然物は数日でハリが落ちます。クリスマスが終わってしばらくたてば、もう裸の木です。オニオンは可哀そうでたまりませんでした。あまりに気を落としたオニオンを見た父と母は、その役目を果たしたツリーを裏の緑地に植えることにしたのです。オニオンはそれを二階から眺めていました。しっかりと見て場所を忘れないようにしてました。それからどうしたか覚えていませんが、いくら探しに行ってもわかりませんでした。 それからはオニオン家はプラスティックツリーばかりでした。そのうちに場所が無くなってしまいましたけど。。 フランスでは本物の樹でした。スイスもベルギーも。。それも大きなサイズのモノが広い居間に飾られています。街ではとてつもなく大きなツリーが立てられています。近寄るととてもいい香りがします。その瞬間3歳のオニオンにタイムスリップするのです ハリというか葉というか、ツリーによってすぐに落ちてしまうのとずっと落ちないでいるのとあります。値段が相当違いますが、片付けが楽なので少々高くても買いますね。 正月6日くらいになると区役所から古いツリーを回収に来てくれます。その朝は外に出るととてもいい香りです。細かくしてまた森に戻すのです。 ところで、サンタクロースはどうやってオニオン家に侵入してくるのかずっと考えていました。暖炉が無いから煙突もない。窓も閉めてあるから無理。でもたったひとつだけ換気扇がありました。換気扇のところだけは開いていましたが、あんなとこから入ってケガしないかとも。。今でもその換気扇を夢に見ることあります。よく汚れるので取り外してブラシでふき取ります。オニオンはそれをしながら、子供の時に信じていたこと思い出していました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017年12月24日 04時12分54秒
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