オ　ニ　オ　ン　の　つ　ぶ　や　き

アップリケってご存知でしょうか。。

鞄や服に施してある飾りの一つです。

applicationから来てます。つまりそこに貼り付けるという意味です。

オニオンの子供の時、妹が3人弟が一人だったので衣服はなるべく大事に着て、次へ渡すことになっていました。

長女で本当に大事に着る癖がついてしまって、今でももちが良すぎるくらいです。靴は妹へは渡していませんが、大人になっても傷めないように履くようになってます。学校の制服だけは毎日着るものなので傷みもありましたが、殆どのモノを持ち回りで使っていました。

小学校の三年生頃だったように記憶していますが、学校の掃除のときに着るスモックを持って来いと言われました。でも買うのでなく、父親の古シャツを持ってくるようにと。。しかしながらオニオンの父は勤め人ではなく、そんなおあつらえたシャツはありませんでした。それでもなんとか見つかったのは、本当に古いちょっと破れてシミが残っているものでした。母のモノよりゆったりしてました。

そのままではあまりにひどいということで、オニオン母がその晩殆ど徹夜で古びれたシャツをお花畑スモックに変身させてしまったのでした。

それを学校に持って行ったオニオンは、すぐに皆の目に留まり、教師にも意見されました。何もしないそのままのシャツでよかったのに。。と

この教師はオニオンの家庭のことを知っているのか、兄弟が多くて苦労してないのか。。とまれ、恥ずかしくてなるべく着なかったように思います。

もともと母は手芸の腕は上等でした。なんでも自分で作ってしまうのです。普通なら店で買うものでも作るのでした。買うお金を節約するためにではなく、本当に器用な人なのでした。

今、店でコートにアップリケや刺しゅうを施しているものを見ますと、オニオンはもったいないと感じます。せっかくのさらの無地のコートに刺しゅうするなんて。。またジーパンも膝が抜けたものが流行ってますが、それをそのままにして履いている人を見ていると手芸店にしょっちゅう通っていた母の事を想ってしまいます。彼女ならどんなアップリケしただろうかって。。