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カテゴリ:言葉の魔法
うっかりしてましたが、街の名前の表記についてです。
こちらではフランス語、ドイツ語、オランダ語、イタリア語、スペイン語などその国によりもちろんのこと表記が違います。 例えばイタリアのFIRENZE(フィレンッツエ)では、フランス語ではFLORENCE(フローレンス)てな具合です。ベルギーにあるLIEGEという街はフランス語読みだとリエージュ、オランダ語読みだとLUIKと書いてロイクになります。 そこでオニオンがよく行くオランダの国際司法裁判所のあるところは英語でTHE HAGUE,オランダ語がDEN HAAG ,フランス語が LA HAYEです。つまり ヘイグ(日本人用)、 デンハーグ(デンは抜かしてハーグ)、 ラエ(こちらは混同しにくいですが。。) と変化します。 オニオンは数日ほどヘイグになったりハーグになったりでした。でも統一しないとわからなかったと思います。こちらでは英語表記は殆どしないので、ついオランダ語の表記に近かったです。 ブリュッセルも同じこと、オランダ語読みだとブラッセルです。英語だとブリュッセルズちょっと違うだけですが、このほんの少しの違いでもわかってくれない人がいて、通じなくて困ることあります。その人の意地が悪い場合もありますが、大抵自分の聞きなれていない音を聞き分けることが出来ないので、ガイコク人が何を言ってるかとなるのです。また発音をいくらきれいに発音しても、顔見てガイコク人なら自分の国の言葉を話すはずがないと思い込んでいるから通じないことが多いです。 日本でもどう見ても非日本人がどんなにうまく日本語で道を尋ねてきても、このガイジンは日本語は出来ないと思い込んでるのでヘタな(なぜかいつも)英語でI don't speak English.とか言って逃げます。 英語しゃべればどんな場合も何とかなると思い込まされているのですね。。ベルギーでもたまにいきなり英語で話しかけられてきますが、それはガイジン相手だからというものです。特にツーリストに対しては英語しゃべれば完璧だと思い込んでる。。 昔、日本に住んでたフランス人が言ってましたが、いつも英語で子供たちに話しかけられるけど、あれはどう答えて良いのかわからない。日本のガイコク人は皆英語が出来てしゃべれると思い込んでいる。自分たちの日本語がガイジンには難しすぎるから、いくら日本語で挨拶しても下手な英語で返される。ちょっと日本語を使っただけで褒められる。フランスならフランス語で話しかけられるものだ。おかしい。と。。後彼女は日本人と結婚しました。その後どうなったかは知りませんが、今はそのフランスも、特にパリではガイジンが増えすぎたので英語で話しかけなれますね。 パリの当時は確かにどこもフランス語オンリーでした。あの早口でやられると自信を無くすほどでした。ちょうど大阪から東京に着いて、シャカシャカと東京の言葉で返され呆然と立ち尽くすって感じでした。住民にしてもラテン系のガイジンや旧フランスのアフリカ人が多かったので、フランス語が幅を利かしていましたが、大勢の難民がアジアから、そして旧東欧からも流民が集まってくるようになって欧州議会でさえフランス語の使用が減少しているようです。 日本人は海外へ行く時、まず英語だと言いますが、いきなり英語話しかけられて不快に感じるガイジンもいるということを心に留めておいてください。とまれ、イギリス人の多くはフランスにいても英語しか話しません。アメリカ人の多くも世界中どこも英語が通じると思い込んでいます。もしイタリアのアドリア海のほうへ出かけたら、いくら英語をしゃべっても一切通じない時にやっと英語が通じないところがあるとわかるのでしょうけど。。 イギリスが抜けたあとのヨーロッパでは旧東欧以外は、なるべくその国の言葉を使う方が安全です。英語だとガイジン扱いになりますから。。と、これはオニオンの思う事、ガイジン扱いを好む人には英語を使うことをお勧めします。 ひつこいですが、世界共通語なんてありません。バベルの塔が建ってから皆それぞれの地に分散されてしまったのです。あえて言うなら音楽やダンス、アートは世界共通語なのかもしれませんが。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018年12月16日 22時05分15秒
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