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カテゴリ:言葉の魔法
日本語では「写して貼り付け」という意味ですが、ワープロの頃からのカタカナ語ですね。。
「コピペ」と短縮しますけど、PC使ってると嫌というほど使います。また、画面をそのままコピーしたり、切り取ってコピーするハサミのアイコンもありますね。。 便利になったものです。30年前は原稿用紙にペンで書いて、赤鉛筆で添削してましたわ。。丸で囲んで矢印で移動先を示したり、消したりしてね。。くしゃくしゃにした用紙をゴミ箱に放り込んだというクラシック映画の中の一場面。。 あぁ、懐かしい、本当に夢みたいです。オニオンはある人の原稿を書き写す仕事もしてました。その人あまりに達筆だったので、編集部で読みやすいように書き直してました。でもオニオンの字も相当の達筆でしたが。。字だけじゃなく文章もチェックさせてもらってました。当時はまだ事務所ではタイプライターの音が聞こえていましたわね。。 今じゃワープロ機能が発達して静かに自動的に添削してくれるのです。人間があほうになるわけですね。。 とまれ、このコピペ機能にはハイリスクがあります。つまり、そこだけ抜粋されても「それがどういう状況で発せられたか」という背景が無いと、どうにでもとれるからです。解釈は人の数だけありますから、何とでもなるというのですね。 聖書でもどんな翻訳によるかで内容や意味が違ってきてます。仏典もしかりではないでしょうか。。 よくどこかの国の諺をひっぱってきて、さも物知りの様にふるまう場合がありますが、あれってなんてことない「方便」のようなものです。その諺がどうやって生まれたか歴史や文化を無視して使っても意味をなさないのです。換言すると、オリジンの諺が別のモノになってしまっているのです。 新宗教などで聖書や仏典の引用があります。また新しい解釈による翻訳がありますが、本当の言葉の意味を知るにはオリジンを探る必要があります。そうすれば、それらの解釈が「正しい」のか否かがわかります。もちろん独り立ちした新解釈にも正当性はあるでしょうけど、まずは源から見てみるのも一理あります。 言葉は時代によって変化します。同じ言葉でも意味合いが違ってくるのですが、それはそれで良いと言うことかも知れませんがね。。言葉と何とかは使いようですので十分に注意して使ってください。マスメディアの報道は、言葉だけでなくイメージも出してきますので一度コピペされるとデリートされるまで残りますでね。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022年01月26日 18時38分32秒
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