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カテゴリ:言葉の魔法
オニオンは文章にしても、生の声でも一つの言語から別の言語に訳すことがあります。翻訳とか通訳とか言いますけど。。
易しい訳もありますが、トリッキーなモノもあります。いずれにせよ、殆どが誰かから頼まれるので、その人が満足するようなモノにしよう、となります。依頼主が払ってくれるので、意に反するとヤバイとね。。 しかし、法廷翻訳では裁判などで使用するので、上手い下手ではなくとにかく内容を忠実に訳さなければなりません。今の自動翻訳に近いでしょうか。。もう消えていく職業ですね。。 個人の感情や思考はどうしても人間であれば挿入してしまいます。犯罪者の調書では、本人が嘘をついてもいなくてもそのまま訳していくのです。虚実に翻弄されるものです。 ところが、歌詞やキャッチフレーズなどは意訳が多くて、内容の正確さよりも作者が伝えたい意味が通じるかどうかということです。洋画のタイトルを邦訳する際にも、映画が魅力のあるモノにしようとしますね。そこで映画評論家などが活躍するのですが、平成から洋画は(ただ外国語の発音をまねた)カタカナ語になっていますね。。回転が速くなっていちいち心にくるタイトルを探す暇も無いのでしょう。。 短いモノほど背景がわからないと何をアピールしたいのか不明になります。でもその背景が無くても翻訳家はとにかく訳さなければならないのですね。ああだ、こうだと試行錯誤してやっても、いつまでもあれでよかったのだろうかと残ります。。真面目な人ほどいつまでも忘れません。 その点TVのニュースで外国人が話すのを日本語にするのは(アテレコと言うのでしょうか)、そのまま訳せばいいだけなので字幕で十分なのですが、日本の声優さんは感情をこめすぎてしまって本人より興奮したり喜んだりしてるようですけど。。 伝えるには正確にといいますが、追求すればするほど、何が正確なのかということがわからなくなるモノです。これでいいというところが無いのですね。。 広島と長崎の原爆投下のことをメーンのニュースでは伝えなくなりました。それよりもロの国のことや中の国の事ばかりです。戦争には戦争する国が最低でも二国あり、両国の見方もそれぞれ違うモノです。どちらにも言い分はあるだろうけど、それをちゃんと言葉で伝えているだろうか、こうでいいのだろうか、あれでよかったのだろうかとお互いが追求する余裕が欲しいですね。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022年08月09日 17時46分18秒
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