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テーマ:●食べた物の画像♪(85509)
カテゴリ:北西部・東葛地域
板の間のフロアに、背の高いテーブルがずらりと並んでいる。BGMには、軽めにアレンジした「英雄ポロネーズ」のストリングス版が流れていた。 メニューを見てみると、あくまで基本を蕎麦においたスタンダードな割烹だということが分かる。天重をたのんだ。 敵はものものしく重箱に入ってやってきた。コンテンツとしては、海老2尾、ししとう、なすという面々。わりと甘口のたれで、上品な関東風に仕上げてある。 海老が最上質のプリプリ。いい意味での硬質感があった。身が引きしまっているor中身がギュッと詰まっているといえば正解か。夢中になった。ご飯をかきこむその合間に、荘厳荘重なる海老天を食す。そこでリズムが変わる。リズムを変えた。 そうしないと、吉野屋のつゆだくを豪放に吸引するのとほぼ同ペースとなり、気づいたときにはもはや手遅れ的に空になり、つゆ色で底が小汚濁した丼が目の前にあるだけという仕儀に落ちいってしまう。ストレートで、ほぼ滝を飲みこむごとく一気にやってしまった庶民食のあとにやってくるどうしょうもない虚しさを、こういう格調系のお店で同じように開陳してしまうのは、さすがの私でも耐えられない。 こういう点、牛の端切れではなく、天ぷら種というのはしごくありがたい。勢いだけで流しこむことをリアルに拒絶し、よく噛んで味わうことを強制するその統率力は、さすが丼もの(あるいは重もの)界の格式系である。食べる者を自然にしつけてくれる。 カジュアルでいて本格派、庶民プライスで重厚派というのは、ありそうでいてなかなか無い路線なのではないか。近所の方が、本式にうらやましい。この店をいつでも手軽に利用できるそういう人を、私は羨望の眼差しで見るばかりである。 「さわ田茶家」(さわだちゃや) 住 所:八千代市萱田町595 アクセス:八千代市役所の近く P(32台) 電話番号:047-486-3311 営業時間:11:30-22:00(LO21:30)/ (平日の15:00-17:00は休憩) 定 休:月曜日/(祝日の場合は翌日)/ 客 席:板の間13席/別室あり/ 利用種別:個人向き/女性向き/家族向き/グループ向き/宴会向き/ メニュー:【冷たいそば・うどん】 せいろ650/山家650/しらが750/つけとろ850/ 天せいろ1200/精進揚せいろ1400/割子そば5段1300/ 【温かいそば・うどん】 なめこ800/揚げもち850/にしん800/湯葉1000/ 天ぷら1200/江戸前天ぷら1800/ 【鍋物】 かき豆腐1500/鴨すき2000/豆乳2000/ 【創作膳】 宿場御膳1300/茶家御膳1500/蕎麦御膳1800/旅路2000/ 旬菜白木四季3000/蕎麦懐石3800/月替わり懐石5000/ 【単品】 茶家の天重1200/真鯛の刺身900/いか刺身800/3点盛950/ 生湯葉刺身700/海鮮サラダ800/合鴨とエリンギ香り焼1200/ 山菜天ぷら800/季節の炊き合わせ800/デザート3種盛600/ ※各税抜き表示 評 価:☆☆☆☆ (味4/量4/サービス4/雰囲気4.5/CP4/駐車場5) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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