Vol.35 コラム~Never Never Never Give Up !!~
Vol.35 コラム~Never Never Never Give Up !!~去年の丁度今頃の時期、つまりは受験直前の今頃のこのコラムで、「往生際悪く行こう!」ということを書きました。今年もやはり同じようなことを言いたいと思います。勉強量を減らし、体調管理の面から必要以上に睡眠時間を多くとったり、いわゆる「守り」に入って調整するよりも、しっかりたっぷり勉強をし続けて、「攻め」の姿勢で元気よく「勉強を継続」することのほうが、根源的な精神面の安定は得られると思います。今回、ここでは受験生に対して、言葉を尽くしてエールをおくり、激励するということではなく、少しでも「即戦力」となり、今すぐ得点UPに結びつくようなことを一つだけ述べておこうと思います。推薦入試、一般入試、就職、専門学校、など全方向的に関連している「作文・論文」にテーマは絞ります。これにより今回のテーマ「Never Never Never(3回あるのがポイント) Give up 」に換えさせていただきます。次の各文を読んで、漢字や文法、語法の誤り、表現を工夫すべき箇所などに線を引き、例のように訂正しなさい。(例)そうゆう美しい光景が見れて、幸わせだった。→そういう、見られて、幸せ1. 私の好きな言葉は「未来」という言葉が好きです。2. なぜなら、僕はずっと勉強してきた。3. 美しい夕映えに、いつまでもそこに立ちすくんでいました。4. プランターに植えた朝顔の種が、芽が出た。5, まだ着れる服を拾てるのはよくない。6. 君がしなければならないのは、身体を鍛えなければならない。7. 僕はその自己中の態度にメッチャむかついた。解答例1. 私の好きな言葉は「未来」という言葉が好きです。⇒不要。二重表現。2, なぜなら、僕はずっと勉強してきた。⇒してきたからです。呼応関係。3. 美しい夕映えに、いつまでもそこに立ちすくんでいました。⇒ここでは「そこに」と言わなくても通じるので不要。「立ちすくむ」というのは「美しい夕映え」という事柄に対応させるにはかなり否定的な言い方なので、「立ち尽くす」などにしたほうがよい。(難問。出来た人は素晴らしい!)4. プランターに植えた朝顔の種が、芽が出た。⇒「蒔いた」。種に対応する動詞は「蒔く」。種に、助詞の誤り。5. まだ着れる服を拾てるのはよくない。⇒「着られる」。いわゆる「ら」抜き言葉には注意。「捨てる」。漢字の間違い。6. 君がしなければならないのは、身体を鍛えなければならない。⇒鍛えることである。1と同様に二重表現。7. 僕はその自己中の態度にメッチャむかついた。⇒「僕」という主語は論文では避け、男女問わず「私」に統一するのが望ましい。「僕」ということばは元来「下僕」や「僕(しもべ)」という意味であり、文章向けではない。以下、全編改良して、「自己中心型の態度に大変憤りを感じた」などにする。これは極端な例で、ここまでの表現で書く人もいないと思いますが(笑)、口語表現になっていないかどうかということは常に意識するようにしてください。