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カテゴリ:つれづれなること
わが国のサクラ標本木は南西諸島を含くめて58地点ありますがすでに13地点(22%)で開花宣言が出ました。(3/27まで)3/26と27合わせて5地点で開花しました。 これらのデータから読み取れることは今年の開花は多くの積算温度が必要であったこと。2月の寒気が弱く高温だったため開花スイッチが入らず冬眠打破が円滑に行われず、桜はのんびり高温に浸って眠りこけていた。そのため開花日が平年より3日前後遅れ、昨年より1週間前後遅くなりました。また北へ行くほど合計温度が少なくなっていますね。合計温度は同じではありません!少ない温度というエネルギーを有効に使おうとします。よって合計温度は各地点、地域によって異なります。桜は基本的に合計温度に依存します。平均気温合計と最高気温合計の和で開花日を推定する方法が誤差が少なく有効です。ただし寒気のあるなし、厳しい寒さが1月~2月にかけてあるかどうかが変動要素。昨年は厳しい寒さ遭遇し3月暖気で記録的に早い開花となりました。今年は寒気不在でぬるま湯に浸かったようにサクラがのんびりして眠りこけていました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年03月28日 14時36分05秒
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