東伊豆熱川の熱川バナナワニ園の続きです。植物園の中で印象に残ったものの一部を紹介します。東南方向に伊豆大島が見え、災害のことを思い胸が痛みました。
☆曇り空でしたが、東南方向にかすかに伊豆大島が見えました。先日の台風26号で大きな被害を受け、多くの方が犠牲になり、まだ行方不明の方がいること、今後の復旧・復興のことなどを考えると胸が痛みました。☆熱川バナナワニ園の植物園で栽培されている植物は、9,000種類にもなるそうです。そのうち、印象に残ったものの一部を紹介します。☆世界一大きな葉を持つ植物として知られるオオオニバスです。オオオニバスはアマゾン川流域を原産地とする熱帯植物で、スイレン科オオオニバス属の1年草です。葉は最大で直径3メートルにもなり、100キログラムの重さのものを乗せても沈まないそうです。☆次に印象に残ったのは、数多くのスイレンの花です。昨年3月に訪れた時も、花が咲いていましたので、1年中花を咲かせているのでしょうか。全て品種名が表示されていました。これは黄色い花が綺麗な「セントルイスゴールド」です。☆明るい紫色の花びらで中央がオレンジ色の花は、「ブルーカーペンシス」です。☆薄黄色の花びらで中央がオレンジ色の花は、「セントルイス」です。☆花のつくりを再発見したのは、ブーゲンビリアの花です。ブーゲンビリアは、中南米原産のオシロイバナ科ブーゲンビリア属のつる性低木です。☆白やピンク色に見えるのは、花びらではなく3枚の苞です。苞の中に2~3個見えるのが花ですが、この小さな花は花びらではなく萼です。☆ピンク色に見える花も、同じようにピンク色のものは3枚の苞で、真ん中に見えるのは花の萼です。☆同じオシロイバナ科で、熱帯アメリカ原産で江戸時代初期に渡来した帰化植物オシロイバナ属のオシロイバナも、花のように見えるのは萼筒が変化したものでした。☆熱川バナナワニ園では、最初に本園でワニを見ました。ワニは、世界に3科8属21種いるそうですが、熱川バナナワニ園には20種約200頭のワニを飼育しているそうです。園内の通路脇には、ワニに詳しくなるためのクイズ形式の看板が何枚かありました。☆ワニは、種別が難しそうで、写真に撮って自然観察という気にもならなかったので、ワニ園の通路のワニの人形を記念に撮ってきました。☆熱川バナナワニ園には9,000種類の植物があるということですから、じっくり観察すれば、もっと別の収穫があったのかもしれません。しかし、今回は何としてもバナナの花を観察したいと思い、その念願がかなったので満足でした。熱川バナナワニ園は、一通り見るだけでも1時間半はかかります。園内でも温泉がわき出していました。