お気楽うちワイン

2010/06/16(水)23:03

徳丸編集長、大丈夫?

その他ワイン(41)

本日はRWGの発売日でした。特に心待ちにしていたわけではありませんが、やはりワイン好きにとっては一つの情報源なので、買ってみました。 で、タイトルに至るのですが、そう感じたのは07ブル白に対するあまりに執拗な攻撃です。客観的事実として07ブル白が総体的に良くない、ということを専門家のワインジャーナリストが雑誌で述べるまでは何の問題もないと思います。しかし、この雑誌の中で生産者ごとに毎回07を攻撃する姿は、一種異様です。精神的に追い詰められているの?なんて、あらぬ心配をしてしまいます。 以下は雑誌に載せられた07白に対するコメントです。 P053 07年の白は酸とミネラルはあるものの肝心の肉がない。よって突出した酸と薄い果実味のへなちょこワインが実に多かったが、08年は肉付きもあり、酸とミネラルのバランスもバッチリだ。一部で07年の白が良いという声を聞くが、これは酸とミネラルがあるから単純に良いと思い込んでいるとしか思えない。実際に白ワインの優良生産者は皆が07年のワインの出来を「良くなかった」と正直に認めている。収穫時期と気候条件だけで勝手に07年の白が良いと言ってしまった海外メディアの情報を信じてはいけない。 P083 07年の白を試飲していて最も辛かったのは正直に言うとここギィ・アミヨだ。(中略)07年の白がいいってどこの誰が言ってんだ? P089 やはりどの生産者も07年のイマイチさを正直に話す。そんなことは当たり前なんだけど、世評はどこの誰が言い出したのか07年の白は良いという。実にバカげた話だ。 P091 そこで改めて05,06年の偉大さを痛感し、07年の酸が突出した希薄な液体を再認識した。 P094 ちなみにミクルスキ本人も07年の脆弱さを正直に認めている。話は少し変わり07年の白を優秀と唱える人がいるが、それはワインに肉がない分、酸とミネラルが目立つため、白ワインに対する「酸とミネラルが命教」のような考えが先立つからだと推測する。もちろん酸とミネラルは大重要だが、肉や中身があってこそのものだ。天候や収穫日情報だけで07年の白を良しとする海外評価紙に騙されてはいけない。 まだあるので、探してみてください。私はワープロ打つの、飽きました。これを見ると、WA誌で07を高評価していることを根拠に、徳丸氏に対して「07白を評価しないオマエはワインがわかっていない」とでも批判されたのですかね?いずれにせよ、ワイン愛好家の間で、これほどメジャーになった雑誌上で、ここまで書く必要はないんじゃないでしょうか。 ちなみに、私自身07白はそれ程飲んでいませんが、ニエロンのシャサーニュ・モンラッシェ レ・ヴェルジェ07は06ニエロンに負けない果実味たっぷりのワインでした。

続きを読む

総合記事ランキング

もっと見る