船での食材搭載の場合、船の船籍や、行き先により、税関と検疫など複雑な工程が必要になります。特に外国船籍の船や日本国籍でも海外に向けて出港を行う場合、消費税が免責になり、事前ｊ申請がひつようになりますので、追加や物資が入荷しない場合、申請書の書き直しが必要です。船は日本に接岸していても、船内は外国とみなします、参考例では、在日アメリカ軍の基地内や各国の大使館は日本の法律の適用除外です。船も同じで、特にボンド商品（酒類、タバコ、香水など）は税率が高く手続きが大変です。また、出港するまで、保管倉庫は封印されます。にっぽん丸でも国内クルーズを除き出国手続きが、完了した場合船内を外国船に変更いたします、たとえば、缶のビールが２５０円が１５０円に変更いたします。本来、日本初の長期クルーズの場合、全ての食材を搭載できれば、いいのですが、スペースや野菜や生鮮品は鮮度が命ですから、あらかじめ搭載する港の手配などを準備して出港します。また、寄港地だから必ず入手可能かは、わかりませんし、クオリティーや現地の価格など、中には損をする事もありますし、現地の税関の癒着や利権の問題もあります。私の知っている限りではエジプトなんて、最悪です。スエズ運河を通過するのに、食材を必ず購入しなければ、エージェントが、通過させてもらえませんし、最悪なのは、ダンボールの上の面だけ、綺麗な商品を並べ空けたら腐敗寸前の商品が、入っていたり、また中国なんて、キャベツなどＫｇ単位で購入しますから、野菜の中身に五寸釘が刺して、重量を加算してあったり、何せ、支払いは原則キャッシュで船は出港したら、もう終わりですし、魚の冷凍技術は日本以外信用できませんね。ラッキーな場合は港に日本のマグロ船が停泊していた時、譲っていただいた時などは船でマグロの解体ショーをイベントしたり、停泊中に幸運なケースでは、南米の最南端のウシワイヤという、港で、ざるに秋刀魚を入れておいたら、、、なんとタラバ蟹が山のように取れ、もうCrew総員で取り込み、早速、ＤＩＮＩＮＧでは蟹三昧、お客様も。大喜びなんてありましたねいずれにせよ、米と味噌、醤油などは最優先に積み込みます。船でおしんこを作ります糠漬けをつけたり、白菜などは作成した事があります。皆さん日本では安く簡単に入手できる食材も海外では入手困難であり、また高価に付く事もおおですよ、スペインで沢庵を見積もりを出したら、１本なんと１８００円ですよ、逆にオリーブオイルや、チーズ、ワイン、生ハムなどはヨーロッパは安いですね.また、衛生状態の悪い寄港地では、食中毒にもつながりますので、敬遠します。未然に各分野にエージェントを使い振り分け円滑に行います。シップチャンドラー （食材）港に停泊する船舶に、食料、日用品、船具や船舶機械を販売して納める業者は「シップチャンドラー」（ship chandler、船舶納入業者）と呼ばれ、国際航路の船には国内税を掛けずに食料や酒類を販売できるため、免税販売の免許を取得している 給油 多くの港では小型タンカーにも似た、「給油船」と呼ばれる船が接舷し、ホースを繋いで主機械用の重油や軽油の供給を行な]。この他、専用の給油施設を備える港もあれば、タンクローリーによって行なう港もある。給水 給油と同様に「給水船」が接舷して、飲料用水や造水機を持たない小型船のボイラー用の清浄水を供給するまた目的地の寄港地に時刻通り、入港が、出来るか保障もないので、調整や荒天状況を判断し、綿密な計画がＣＨＥＦには要求される。今回のように、急遽スエズ運河が通過できない場合、アフリカの喜望峰経由になり、食材手配は大変であろう、アフリカに行くまで、最大限シンガポールで搭載して、モルジブやモーリシャスはおそらく食材の入手が困難でありまして、イスラム文化圏ではラマダンになると機能しなし、、、私ならケニアのモンバサで、品質がいい物を積み、南アフリカのケープタウンは信用できるので、最大限積み込むそれから、東アフリカは、本来モロッコのカサブランカで積み込めるが、現在情勢不安なので、一度、大西洋のカナリア諸島（スペイン領）まで行くか、スペインの最西短カデッツかポルトガルのリスボンに入港できれれば、今回の飛鳥のクルーズのコースが楽しみだが、いずれにせよ、大変である事は事実である。
